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カテゴリ:1947FL1200( 24 )


2016年 12月 07日

1947FL1200 シリンダー

今日はIさんのナックルヘッド、シリンダーのお話。
エンジン腰下、ヘッド周り組み付け作業が終わり、シリンダーボーリングというところで、今さら問題が・・・。
フロントシリンダーとリアシリンダーの長さが違うのです。

このことに関しては非常に反省しました。
計測、清掃、仮組みと生徒さんに細かくやってもらっていることは、その機械をよく観察する意味合いを持ってまして、私自身が「よく観察する」ということを出来ていませんでした。。。
落ち込んでいてもしょうがないのでとにかく計測してみます。

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シリンダー上面がフロント側が段付きになっているのに対しリア側はほとんど段が付いていません。
これを見逃していました・・・。
高さを測ってみると、フロントに比べリア側は3mmも低い。
とりあえず圧縮比を計ってみて今の状況を把握します。



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元々付いていたピストン(右)と新しいピストン(左)
新しいピストンは圧縮比7:1~7.5:1になるであろうローコンプピストンなので、元々付いていたほうは8:1~8.5:1あたりのコンプレッションピストンであろう。
この元々付いていたピストンで計測します。


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まずはフロント側圧縮比を液体注入法で計測。
圧縮比 7.7:1で良い数値であります。

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リア側も計測。明らかにピストンが飛び出ています。
圧縮比 9.6:1と高すぎる数値。
やはりこのシリンダーをこのままでは使えません。



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リアシリンダー上面には明らかに削った跡がありましたので、ヘッドがフレームに干渉するため削ったのではないかと考え、クランク・シリンダー・ヘッドをフレームに仮組みしてチェック。
ヘッドとフレームの隙間は問題なし。3mm高くなったとしても問題なく乗っかるであろう。
とするとなぜシリンダー上面をあんなに削っていたのか?





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でもうひとつの問題。
クランクケース、クランクシャフト軸受け部のラインを出した後、ケースベース面とフレームとのマウント部の面研をしてありますので、ケースをフレームに仮組み。

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リア側マウントだけを締め付けると、フロント側が持ち上がりフレームとケースに2.3mmの隙間が開きます。
そのまま組んでしまうと、ケースが常に力がかかった状態で組むことになってしまうので、シムを製作しフレームマウント部に対しエンジンが水平になるようにして組みます。


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するとエンジンが起きた分ヘッドロッカーアームカバーがフレームシートポスト部に干渉するという問題が。
元々、ここは隙間がないのですが、ちょっと接触しすぎ。
何かを正そうとすると何かが駄目になる、まずいスパイラルになってきました。

リアシリンダーの件も含めまだまだ、考えることが多いです。







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奈良 純

by sgf1906 | 2016-12-07 12:23 | 1947FL1200 | Comments(0)
2016年 11月 11日

1947FL1200 ローリングシャシー

今日はIさんのナックルヘッド、フロントフォーク、ホイール取り付けローリングシャシー化へというお話。


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ネックベアリングは良好でそのまま使います。
ボールベアリングは交換。5/16”のボールベアリングアッパー側17個ロワー側17個で合計34個

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フォーク取り付け、ヘッドコーンベアリングアッパーガード(アジャスタースクリュー)を締め付け、フォークがガタ無く、スムーズに動くところに調整。

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ハンドル、ロックプレート、クランプナット取り付け。
ロックプレートにより調整したアジャスタースクリューに位置を固定します。

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ステアリングダンパーを取り付け。
ダンパーノブと共に動くダンパースクリューはクランプナットに螺子が切ってあり、ダンパースクリューを緩める方向に回すと、ダンパーロッドが持ち上げられ、下側のフリクッションワッシャーの抵抗でダンパーが効きます。ダンパーのアジャスティングナットの位置でダンパーがフリーに位置と効く位置を調整します。


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リアブレーキ周りは以前に調整済み。
フロントブレーキ周りはカムブッシュのガタ、サイドカバーブッシュ共にガタ少なく良好。
ドラムとブレーキシューのあたりを確認し取り付け。

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スプリンガーフォークはリジットフォーク側のロッカーアームピボット部が支点になり動くことでの上下運動します。フロントフォークが沈んだときにはフロントタイヤはかすかに前方向に動き、ブレーキパネル円運動をしていることになります。
その為、ブレーキパネルはフォークに固定されず、中心にブッシュが圧入され、フォークに固定されるアクスルスリーブを軸にして動いています。今回は問題なかったですが、ここのブッシュにガタがきますと、当然ブレーキのあたりが悪くなります。
ロッカー周りのブッシュやシャンクルバーのブッシュなどスプリンガーはやることが多いです。



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フロントホイールを取り付けるとタイヤの動きが渋い。
フロントアクスルシャフトカラーが段減りしベアリングカバーに干渉していました。
段減りしていたカラーを面だしし、シムを製作し調整して、O.K



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振れとりを終わらした、ホイールを組み付け前後共にホイールのセンターだし。
フロント側はヘッドチューブを基準、リア側はフレームトップチューブ基準にしてセンターを出します。


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タイヤ取り付け。
今回のタイヤはやわらかくてよかった。
未だにタイヤレバーで16”のタイヤ交換をしていますと、硬いタイヤを入れるとなると骨が折れます。
最近は硬いタイヤが多いですからね。


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というわけでローリングシャシーに。







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by sgf1906 | 2016-11-11 04:00 | 1947FL1200 | Comments(0)
2016年 11月 10日

1947FL1200 スプリンガーフォーク

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今日はIさんのナックルヘッド・スプリンガーフォーク
ガタがきていたブッシュ周りのお話。


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まずはシャンクルバーブッシュ。
ドラムパネル側スタッド、フォーク側スタッドに対し0.5mmもガタがありましたのでブッシュ交換。


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シャンクルバーのブッシュ穴径は楕円無く良好。
それぞれ、ドラム側シャンクルスタッド、フォーク側シャンクルスタッド径、シャンクルバーブッシュ穴径にあわせブッシュ製作。
今回はダクタイル鋳鉄で作ってしました。
グリス通路溝と穴を作り圧入。ホーニングしてシャフトに合わせます。



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ロッカーアームブッシュ、スタッド共に随分とやられている。
この鋳鉄ロッカーアームブッシュ随分硬い素材で作られていて、大体シャフト側もやられていますので、セットで交換。



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ブッシュ抜き取り計測。
4箇所中3箇所は状態良く、STDサイズのリプロブッシュでいけますが、1箇所はロッカーアームプレートの穴が広がってしまっていたので、O.Sブッシュを製作することに。

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というわけで、ロッカーアームブッシュもダクタイル鋳鉄を使い製作。
新品スタッドと新品ブッシュとのクリアランスを参考にして寸法を決め製作。
ロッカーアームスタッドに対し0.1mm程度のクリアランスになるはず。


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スタッド新品、ブッシュ圧入しフォークに取り付け、完成であります。


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by sgf1906 | 2016-11-10 12:59 | 1947FL1200 | Comments(0)
2016年 11月 04日

1947FL1200 リム組み

今日はIさんのナックルヘッド、リム組みのお話です。

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ホイールベアリング後、リムの振れを見てみると縦方向に随分振れていましたので、振れとり調整なのですがスポークがニップル部が錆びているので調整が出来ません。
スポークが折れてしまう恐れがあるので、NOSスポークを調達しリムをばらします。
こびりついたリムバンドを剥離剤を使い剥がし、スポーク抜き取り。



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まだカドミウムメッキが残っているNOSスポーク。
中には何本か今もののスポークが混ざっていました。
この年式の純正スポークはNO.8-40山。現在の規格のスポークですとNO.8-32山です。


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スポーク組み付け。
ハブ内側から組み、外側と内側のスポークが4クロスになるように組みます。
スターハブは一列づつスポークが組めるので、組みやすいです。




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同じく前後共にリム組みをして振れとり。振れは1mm以内にしてあります。






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by sgf1906 | 2016-11-04 03:06 | 1947FL1200 | Comments(0)
2016年 09月 29日

1947FL1200 オイルポンプ

今日はIさんのナックルヘッド、オイルポンプ周りのお話。

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オイルポンプボディーの内壁はフィード側、リターン側ともに状態良し。

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ギアとボディーの面もフィード・リターン側ともに面一。
フィード側には黒のガスケット厚み0.2mm、リターン側には茶のガスケット厚み0.1mmが入りこの厚みがクリアランスとなります。

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リリーフバルブ、チェックバルブのチェック。
チェックバルブはバルブ(球)に光明丹をつけボディー側の座面をチェック。問題なし。
リリーフバルブは蓋ボルトの座面部からアジャスターネジの距離から3/8”(9.5mm)になるように。

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41年~47年まで使われているCENTERIFUGAL VALVE(遠心バルブ)がついています。
オイルポンプにはある一定の油圧がかかるとリリーフバルブから余計な油圧を逃がすような仕組みになっています。ナックルの場合はリリーフバルブからカムギアケース内にオイルを逃がすようになっています。
この遠心バルブは低・中速時は遠心バルブから、リリーフバルブ裏側に油圧をかけ、リリーフバルブが開きづらくし、低・中速時の油圧が逃げないようにしています。高回転になると遠心バルブが閉まり油圧がかからずリリーフバルブが開きやすくなります。この時代オイル量コントロールに苦労していたのが解りますね。



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オイルポンプ仮組みし、トルク管理し組み付け。
まわるっぷりチェックしO.K。
次回本組みしてオイル回しチェック。


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クランク本組み前に、デスビマウントボルトの雌螺子ヘリサート処理。
ここの螺子穴は1/4”-24UNS。
同じサイズのスタッドボルトをボール盤のチャックに銜えておき、螺子部の垂直を出し、ケースセットアップしヘリサート加工。

というわけで次回エンジン腰下本組みです。






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by sgf1906 | 2016-09-29 22:54 | 1947FL1200 | Comments(0)
2016年 03月 16日

1947FL1200 クランク芯だし (月・火曜日の授業風景)

今日はIさんのナックルヘッドクランク周りのお話。


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コンロッド・ビッグエンドベアリングレースのラッピングが終わりローラー選択。
クランクピン・コンロッドはショベル時代のものに変えられていたため、入っていたローラーケージはアルミのものが入っていました。スラストワッシャーはスチール製だったのでスチールケージに交換。
ローラーもスチールケージ用のもにして選出。


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スモールエンドの触れっぷりはフロント0.4mm、リアは0.2mm

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一旦クランクを規定トルクで締め付け、コンロッドのスラスト量チェック。0.3mm。

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ピニオンシャフト、スプロケットシャフトと規定トルクで締め付け取り付け、クランク本組みです。

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クランク芯だし作業に突入。
ある程度のトルクでクランクピンを締め付けておき、まず左右のフライホイールのズレを調整しつつ、偏芯検査器でチェック。フライホイールをたたきズレをなくします。


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フライホイールのズレが無くなったら、ホイールの開きっぷりを調子。
このクランクはクランクピンナットを締め付けるとホイールの下側が狭まる傾向。
ナットを締め付けてはホイールを開き、偏芯検査器でチェックを続ける。


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クランクの芯が出たところでクランクピンを規定トルクで最終締め付け。
ロックタブをつけます。

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クランクシャフトの振れはスプロケット側0.02mmピニオン側は0.005mmで終了。





こちらはダイヤルメーターでの振れチェック動画です。
スプロケット側0.01mmピニオン側0.005mm・・・なのですが測定子のあたり方で数値が結構変わります。





最終的にはテコ式ダイヤルメーターでチェック。
こちらは嫌なぐらい正確に出ます。
スプロケット側0.02mmピニオン側0.005mm


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私がクランク芯だししている横で、Iさんはホイールの芯だしをしていました。
他愛の無い話をしながら作業をするのが結構好きな私です。




月曜日の授業風景




1982TRUMPH T140ES


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Nさんのトライアンフはまずブレーキ周り。
私が作ったキャリパーピストンにバリがあったらしく、シールが切れるトラブルがあったものの、シールを交換しエア抜き。しかし元々付いていたNISSIN製のマスターシリンダーのピストン径は1/2”(12.7mm)と小さく、ブレーキオイルの吐出量が少なくダブルディスクだとタッチが柔らかい・・・。マスターシリンダー変えたほうがよいかしら。

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リア側はマスターシリンダーのプッシュロッド位置を調整し、干渉無くO.K.
リアキャリパーは取り付けたときにエアブリードニップルの位置が下向きに来るため、キャリパーを外しエアブリードニップルを上向きにしてエア抜き。

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ブレーキ周りが終わり、電装周りを取り付け配線引き準備です。






TRUMPH T140 RICKMAN

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Oさんのトライアンフは引き続き配線引きなおし作業。
解りやすいように?マンガ的な配線図を書き電気の流れを理解した上で配線を引いていきます。







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by sgf1906 | 2016-03-16 01:04 | 1947FL1200 | Comments(1)
2016年 03月 03日

1947FL1200 コンロッド・ビッグエンド

今日はIさんのナックルヘッド、コンロッド周りのお話。

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分解時計測。
コンロッドは以前に交換されており、状態は良いが、ベアリングレースフロント側は41.27mm~41.29mmと0.02mm楕円。リア側はライトサイド、レフトサイドともに41.28mm~41.29mmで0.01mm楕円。
こいつを真円加工しローラー選択します。

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まずスモールエンドブッシュは状態良く、ブッシュ交換無し、ホーニングのみ。
ピストンピン径20.10mmに対し0.03mmのクリアランス。


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ベアリングレースラッピング。
フロント側は真円拡大し41.30mm。リア側はレフト・ライト側ともに41.29mmに。


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ローラー選択。
フロント側は0.0006”o.sローラー4.777mm。クランクピン径31.73mm、レース内径41.30mmでクリアランス0.02mmに。
リア側は0.0002”o.sローラーを4.767mm。クランクピン径31.73mm、レース内径41.29mmでクリアランス0.03mm。ガタが出ずらいリア側(フォークコンロッド)は少々クリアランス多めにしておきました。


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この状態でコンロッド・スモールエンド部の振れはフロント0.45mm、リア0.2mmとなりました。




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2016年 02月 18日

1947FL1200 タイミングギア周り

今日はIさんのナックルヘッド・タイミングギア周りのお話。
前回カムブッシュの交換作業が終わり、その続き。

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まずは段付きに減っていたサーキットブレーカーギアシャフト、アイドラーギアシャフト交換。

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アイドラーギアシャフトブッシュはシャフトを交換してもガタがあったのでブッシュ製作、交換。
サーキットブレーカーギアブッシュは状態が良くそのまま。


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カムギアシャフトのスラスト量は1.4mmの厚みのシムを入れ、スラスト量0.15mmに。

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でここからはピニオンシャフトのお話。

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ピニオンシャフトベアリングレースはRテックさんでスプロケット側、タイミング側のラインを出しラッピング済み。ピニオンシャフトブッシュもついでにラインを出し製作してもらいました。

ピニオンシャフトベアリングレース38.12mm ピニオンシャフト径25.395mm ローラーサイズSTDで6.35mm でクリアランス0.03mm

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もともと付いていたピニオンシャフトベアリングのローラーケージ(純正)のものが虫食いがあったので新品シフトン製のものにかえたものの、精度が悪くローラーを入れシャフトを挿すと渋くなってしまいました・・・。
とりあえず元々付いていたものでチェック。いやいや困ったものだ。

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カムギア、アイドラ、サーキットブレーカーギア、ピニオンシャフト&ギア、ローラー、ガスケットを組み付け。回りっぷりチェック。
引っかかるところや渋くなるところ無くO.K。

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タペットのチェック。

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タペット径とタペットガイド計測。
クリアランス0.05mm~0.06mm タペットの距離が長いナックルさんはこのぐらいのクリアランスで問題ないだろうということでO.K。

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タペットローラーのクリアランスは0.02mm~0.03mmで問題無し。
このあたりは以前に交換されていたのでしょう。

というわけでタイミングギア回りのチェックごとが終わり次回はクランク回り。




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奈良 純

by sgf1906 | 2016-02-18 23:31 | 1947FL1200 | Comments(0)
2016年 02月 04日

1947FL1200 カムブッシュ

今日はIさんのナックスヘッド・カムブッシュのお話。
先日製作したカムブッシュを圧入し調整します。

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まずは冶具を使い、ケースに開いている半円柱状のダウエルピン位置に合うように、カムブッシュにダウエルピン穴を開ける。オイル穴、オイル溝が合うようにするのです。

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で圧入冶具を使いケース側、カバー側にブッシュ圧入。
圧入っぷりはよい感じ。
ダウエルピンも入れ込む。

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カムシャフト研磨。
以前にブッシュがあたっていたところとあたっていなかったところで0.02mm減っています。(先端部が太い上体)太い部分だけ研磨しシャフト径をあわせます。(ブッシュはシャフト径の一番小さい部分の径で製作してあります)

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カムカバーとケースをあわせ、両ブッシュのラインを出します。


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トゥルトゥルに周りカム周りO.K。
次回アイドラ、サーキットブレーカーギア周り、カムギア周りの仮組みチェックです。




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奈良 純

by sgf1906 | 2016-02-04 23:37 | 1947FL1200 | Comments(0)
2016年 01月 22日

1947FL1200タイミングギア周りブッシュ製作

内燃機屋さんからクランクケースが帰ってきたIさんのナックルヘッド。
かむギア周りのブッシュ製作。

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カムブッシュはケース側、カバー側ともにガタがあったため交換。
抜き取り、ケース側カバー側ブッシュホール径を計測しシャフト、ケースにあわせブッシュ製作。


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アイドラーギアのブッシュも、新品シャフトに対しガタがあったので製作します。


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カムブッシュ、ケース側、カバー側にあわせ製作。
オイル溝、オイル穴も開ける。


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アイドラギアブッシュ製作。螺旋オイル溝堀。

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というわけで完成。


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ついでに、ひとつだけ広がっていしまっていたスプリンガーロッカーアーのブッシュホールにあわせオーバーサイズブッシュ製作。ダクタイル鋳鉄で作りました。



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奈良 純

by sgf1906 | 2016-01-22 23:40 | 1947FL1200 | Comments(0)