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謎のパンク事件 ~日曜日の授業風景~ 





生徒さんの通学バイクが3台並んでおります。
この3台中、2台が謎のタイヤパンクを起こしました。
しかも、2台とも釘が刺さっったようです。
こんな偶然ってあるでしょう?
良くある釘が刺ささってパンクする理屈も解るような解からないような感じですよね。

なんだか最近VMSでは、人の不幸を見てニヤニヤしていると、同じ不幸が自分に襲い掛かってくるブームです。
人の失敗をニヤニヤしてはいけませんね。
私も爆笑してしまう方なので気を付けます。









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1954 FL 1200





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Uさんのパンヘッド

ラインの出っぷりが悪かったピニオンブッシュは2個目を製作。
1個目を抜き取り、新しいものを入れます。

製作した2個目のピニオンブッシュにオイル穴、ダウエルピン穴を治具を使い加工。
前回製作したときは元々入っていた位置にオイル穴を付けたのですが、今回は変更。

54年式のエンジンは丁度変換期のエンジンで、ドライブサイド軸受け部は53年以前と同じローラータイプ、タイミングサイド軸受け部は55年以降と同じタイプになっています。
55年以降のドライブサイド軸受け部がテーパーベアリングになっているものは、ベアリングが圧入されることによってクランクの位置が決まるので、サイドオイラーであるブッシュの穴位置が大体決まります。
ですので、ピニオンブッシュに開く穴は普通の丸穴。
53年以前のローラータイプの場合、クランクのエンドプレイを0.3mm程度とるので、オイル穴位置は曖昧で、ピニオンブッシュに開いているサイドのオイル穴は楕円になっています。

54年式はドライブサイドローラーベアリングですが、タイミングサイドは55年式以降のタイプの物が付いていましたので、今回安全策をとり、オイル穴を楕円化しました。
このパターンは54年式だけでしょうね。

という訳で、旋盤用のピニオンブッシュのオイル穴楕円加工治具を製作してオイル穴楕円化しタイミングカバーに圧入。
次回ライン出しラッピング。




















1946 FL 1200




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Aさんのナックルヘッド

前回、オイルポンプの本組終わりその続き。
サーキットブレーカーギアとアイドラギアのエンドプレイチェック、アイドラギアは問題なし、サーキットブレーカーギア、は少々ありシム調整します。
アイドラギアとサーキットブレーカーギアのバッククラッシュはそこそこあり。
以前に試した社外の新品アイドラギアとサーキットブレーカーギアはギア自体の偏心あり使い物にならず・・・この辺りの良いギアって無いんですかね?

分解しチェックしていなかったタペット周り清掃し計測。
タペットとガイドのガタは少々あるが、オーバーサイズを入れるには研磨するのがもったいないといった感じで、今回はそのまま使用します。タペットなら組んだ後、また改めてできますしね。
タペットローラーは随分とガタがあったため交換。
ピンを揉み取り、新しいタペットローラーを取り付け、ピンをカシメ。
今回も駄目カシメピンがありつつ、プレスでカシメっぷりをチェックしつつ取り付け。




















1975 XLH 1000


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Tさんのアイアンスポーツ

前回製作したキックブッシュを圧入。
ブッシュとシャフトのクリアランスは0.05mm。
キックシャフト取り付け、スプロケットカバー取り付けで左右キックブッシュのラインチャック。
左側の軸受けがプライマリー側、右側の軸受けがスプロケットカバー側と軸受けの距離が随分と長いアイアンのキックシャフトのライン。
この長い距離のラインは大体出すのが面倒なのでありますが、今回奇跡的に出ています。
スプロケットカバー側のブッシュホールを大体で加工したので本当に奇跡の近いです。
軽くライン出しラッピングしキックブッシュのライン出しO.K

クランクギア取り付け、エンドプレイチェック。
クラッチスプリング取り付け、干渉チェック。
クラッチギアとラチェットギアの噛み合いチェック。


で、謎のパンク事件が起きたBSAのパンク修理。





















1950 TRIUMPH 6T



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Hさんのトライアンフ

前回本組したものの、オイルレベルプラグ雌ネジ部のネジ山無し発覚でG/B分解。
分解しインナーカバーセットしヘリサート加工。ついでに座面だし。
改めてG/Bシーリングしつつ本組。

G/Bの作業は終わり、ヘッド周りの作業へ。
物が良かった新品バルブガイドの外径加工。
ヘッド側ホールに合わせ両センターにて外径切削。


















1936 BMW R4



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HさんのBMW

前回ヘッドのオイル漏れと思われる部分を対処。
今回はケース下のオイルサンププレート。
以前に一回ガスケットを製作し取り付けたのですが、オイル漏れ押さらず。
今回改めてやり直し。

でかいサンププレートは歪みも大きかったので改めてプレスで修正。
面が出ているものであれば、使いたくないコルクガスケットでありますが、ブリキみたいなサンププレートですので仕様が無い。
コルクシートでガスケットで製作し取り付け。

これで駄目なら最悪、サンププレート作るかな。。。

















1952 ARIEL SQUARE FOUR



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Kさんのアリエルさん

とりあえずエンジンかけてみようって事で、キャブ清掃、組付け、ケーブル取り付けまでO.K
オイル交換で取りはずしたサンププレートは歪が酷すぎる。。。
次回その辺りの修正が終わったらしどうできるかしら?






































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by sgf1906 | 2021-10-25 09:40 | その他 | Comments(0)

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