1940WL750カムブッシュ
2018年 02月 19日
今日はI君のWL、カムブッシュのお話。
計測作業が終わり、カムシャフトに対しガタがあったケース側のカムブッシュ4個、カバー側の#3、#4ブッシュ、ピニオンシャフトブッシュを交換することに。
今回はI君自らカムブッシュ製作するということで、寸法をしっかり書き、一個づつ単品製作。
クランクケース側のカムブッシュは上部にオイル溝加工。
ピニオンシャフトブッシュはなかなか大変です。
オイル溝加工とオイル穴をエンドミルを使い製作。
ダウエルピン穴も冶具を使い加工。
カムカバー側#3ブッシュは鍔部分のギアの逃げ加工もして、7個完成。
単品製作で7個のブッシュを作るのはなかなか大変なことです。
カムカバー、クランクケース側ともに、冶具を使いブッシュ圧入。
ラインを通しラッピング作業し、それぞれのカムが単品で回ることを確認し、スラストチェック。
4個のカム、ピニオンシャフトを通し、回りっぷりチェック。
今回、カム山が終了していた#1、#4カムはNOSもの新品カムに交換。
やはり、新品カムはギア山が厚い傾向があり、擦り合わせ必要です。
この辺りのお話はまた次回。
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奈良 純