1976FXE1200 クランク芯だし・組み立て
2018年 02月 16日
タイミングギア周りの調整・クランクバランスを取り直したHさんのショベルヘッドはクランクの芯だし作業。
ピニオンシャフトは新品交換。
スプロケットシャフトの締め付けトルクは500N.m以上で締め付けが恐ろしい。
クランクを組み付ける前に、左右それぞれのフライホイールの振れっぷり、シャフトの振れっぷりを確認。
この時点で変な振れ方をしていると、組み立て時に芯を出すことが出来ません。
クランク振れとり、芯だし。
今回はすべて生徒さん自ら振れとりをして、ドライブサイド0.02mm、タイミングサイド0.01mmの振れまでにしました。
振れをとるためにはある程度の経験値が必要でありまして、初めての振れとりで非常に頑張りました。
クランクの芯だし後、コンロッドのスラストチェック。
クランクピンナットの締め付けで微妙に変わるコンロッドのスラスト量ですが今回は問題なし。
スプロケットシャフトベアリングレースをケースに圧入。
冶具を使いスプロケットシャフトベアリング(テーパーベアリング)のスラスト量調整。
C型のシムの厚みを変え、スラスト量を“0”に近づけました。
テーパーベアリング圧入。選択済みにピニオンシャフトベアリングローラーを取り付け組み付け。
スプロケットシャフトベアリングシールも取り付け。
クランク周りの作業終わりであります。
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奈良 純