1976FXE1200 タイミングギア周り
2018年 02月 10日
今日は昨日に引き続きHさんのショベルヘッド、タイミングギア周りの作業のお話。
まずは、ピニオンシャフトベアリングレースラッピングし、ベアリングレース真円加工。
ピニオンシャフトのベアリング摺動部は残念ながら剥がれがありましたので、JIMS製のピニオンシャフトに交換。
ラッピングしたベアリングレースに合わせローラー選択しクリアランス0.03mmに。
入っていた純正Hカムのカム山も残念ながら酷い状態。
アンドリュース製Jカムに交換。
ニードルベアリングはもちろん交換。
カムブッシュは新しいカムシャフト、カムカバーに合わせ単品製作。
ダウエルピン溝、オイル穴を加工。
ピニオンシャフトブッシュは状態良くそのまま使います。
カムカバーにカムブッシュ圧入ラインリーミング。
ホーニングしクリアランス調整。
カムカバーガスケットをつけ、カムのスラストワッシャーの厚み選択しスラスト調整。
カムギア・ピニオンギア径を計測し、ピニオンギアサイズ選択。
今回は偶然にも少々減ったピニオンギアと新品カムギアのサイズが合いましたのでそのまま使います。
タイミングギア周りを組み付け、回りっぷりチェックし問題なし。
ということでカム周りの作業終わり。
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奈良 純