火・水曜日の授業風景
2017年 12月 14日
Hさんのショベルヘッド
ギア周りの本組みが終わりシフター周りへ。
シフターパウル周りのブッシュ、スプリング、爪など問題なくグリスアップし組み付け。
メイン側のシフターフォークは錆びていたので新品に交換。
ゲージをを取り付け、ドッグギアの位置チェック。問題なく組み付け。
ガタがあったラチェットギアブッシュは単品製作し取り付け。
0.2mmもガタがあったキックシャフトブッシュは使うキックシャフトにあわせ単品製作し取り付け。ラッピング仕上げ。
ミッション周りの作業はほぼ終わりヘッド周りへ。
ヘッド側にあわせ前加工済みのバルブガイドをヘッドに圧入。
1940WL750
IくんのWL
カム山が終了していた#1・#4カムシャフトはNOSもの手に入り、新品のT/Mメインシャフト・カウンターシャフトが来ましたので、計測作業。交換するブッシュを選出します。
ということで、カムカバー側の#3、#4カムブッシュは交換することに。
今回はI君自らブッシュは製作しますので、製作するブッシュの寸法を計算し簡単な図面を書く。
ブッシュ製作前にまずT/Mのメインシャフトベアリングレース交換。
圧入し、WL専用に製作したラッピングパイトット・ラッピングロッドを取り付けラッピングし、使うSTDローラーで適正クリアランスなる寸法まで内径を広げる。
で、ブッシュ製作へ。
10個以上作る予定で、これからブッシュ地獄が始まります。
1946WR750
MさんのWR
ヘッドライトステー交換し、スパイラルハンドルバーの長さ調整。
ハンドルのエンドナットで止められるスパイラルハンドルバーはスラスト(隙間)が多いとスロットルの開き始め、閉じ始めレスポンスが悪くなります。
シリンダーのバルブガイドホール加工。
溶接をされていたシリンダー側は0.2mm以上楕円になっています。(鋳鉄のものでここまで楕円になっているものは初めて見ました)
バルブシートに対し垂直だし冶具を使いアジャスタブルリーマーを使い真円になるまで内径拡大。
1947FL1200
Iさんのナックルヘッド
固着し開かなかったツールボックッスをどうのか錆を落とし開く様にし、板金作業しちゃんと使えるようにして取り付け。
フロントバンパーは倒した跡があり少々変形しなかなか取り付けづらいが、なんやかんや取り付け。
このあたりのバンパーは本当すんなり付かないです・・・。
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奈良 純