日曜日・月曜日の授業風景
2017年 10月 24日
Yさんのトライアンフ
ギアボックスのギアの入りが悪い問題を考察。
1速ギアが移動しドライビングドックに噛むことで一速になる仕組みの5速ミッション。1速ギアのストッパー代わりと思われるサークリップに1速ギアが移動しクリップが押されることでレイシャフトが移動しギアチェンジが困難になるようだ・・・。
厚みが違うスラストワッシャーを何種類か用意しレイシャフトの位置を考えてみる。
ギアボックススプロケット・ホイールスプロケットも新品に交換しチェーンも交換。
1984 SHOVEL HEAD
Sさんのショベルヘッド
ノーマルスプリングを切ってローダウン化していたフロントフォークはプログレッシブ製のローダウンスプリングに交換。シール周りも交換し取り付け。
フニャフニャで底付きが怖かったフロントフォークもこれでしっかりするはず。
リアホイールはベアリング交換し回りっぷりとスラストチェックし問題なし。
リムは少々振れているので調整予定。
また、分解時随分引きずっていたリアブレーキ、片押しピストンフローティングのバナナキャリパー
は、キャリパーが横方向に動くとともに、ブレーキパッドが減るとキャリパー位置も微妙に変わります。つまり、キャリパーを固定してはいけないのですが、アンカーアームをキャリパーボディーに固定されていたことでブレーキが引きずっていました。
キャリパーサポートからアンカーアームを伸ばせるように加工が必要です。
EXCELSIOR MANXMAN
トリニティー元教頭Sさんが持ち込んだエクセルシャーマンクスマン
VMSではヘッド周りとクランク周りをやる予定であります。
バルブはそこそこやられているので交換・・・といってもパーツは出ないと思われるので製作となるでしょう。またバルブガイドも鋳鉄ヘッドに対し銅系のガイドが入っていますので、交換・単品製作。バルブの突き出し量は問題なさそうで、現物の寸法を参考に。
問題はヘッドバルブシート付近に溶接で直した跡が・・・。このあたりが微妙でバルブシートリングを入れる予定で掘って様子を見て見ます。
また、コンロッドビッグエンドはガタガタでベアリング交換が必要です。
1979FXS1200
Sくんのショベルヘッド
いつもはクランクバランス調整が必要なクランクは内燃機屋さんに頼んでいましたが、今回は自分でやってみようと。
日頃やらない作業はセットするにも、考えるにも時間がかかりますね。
レストアスクール生徒募集中
トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。
Vintage Motorcycle Study
東京都足立区入谷1-22-14 グリーンハイツ
sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純