1973XLCH キックスターター周り
2017年 10月 15日
今日はKさんのアイアンスポーツキックスターター周りのお話。
駄目駄目だったスプロケットカバーはNOSカバーに交換。
クランクケースのスプロケットカバーマウント雌ネジ部はクラックが入っていましたので溶接し新たにネジ穴を作ります。
まず抜けてしまっていた位置決めダウエルピンを取り付け、下側のマウントボルトを留め、専用ポンチを作り穴あけする位置決めしボール盤にセットし下穴開け、タップを立てます。
新品スプロケットカバーにはブッシュが入っていませんでしたので、ブッシュ圧入し少々すり合わせ。
スタータークランクギアを付けスラストチェック。
スラストが多い場合はスターターシャフトのスラストプレートの間にシムを入れ、スラストが少ない場合はシャフトを研磨したりしたりしますが、今回はシムいらずでO.K
スターターラチェットギアのキアの噛み合いチェック。
9個のギアがちゃんとあたっているので問題なさそうです。
スターターラチェットギアのスペーサーは元々付いていたものが錆だらけだったので新品に交換。
で新品のスペーサーにあわせラチェットギアブッシュ単品製作。
ホーニングしクリアランス調整し取り付け。
ガタ無しさんです。
キック周り仮組み、クラッチハブ、クラッチハウジング仮組みしキック作動チェック。
干渉するところなど無く(クランクギアのナットとクラッチハウジングが干渉するときがある)問題なしキック周りO.Kです。
レストアスクール生徒募集中
トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。
Vintage Motorcycle Study
東京都足立区入谷1-22-14 グリーンハイツ
sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純