1947FL1200 リアブレーキペダルブッシュ
2017年 10月 04日
前回にクロスオーバーシャフトに引き続き、ブレーキ周りの地味なお話です。
リアブレーキペダル周り。
ブレーキロッドは溶接され、調整が利かないと同時にフットボードマウントに干渉してしまっている、またリターンスプリングも付いていなかったので、交換・改良が必要。
で、ピボット部がガタガタだったブレーキペダルを修正します。
このタイプのものはペダルピボット部にブッシュが入っていませんので、ピボット部を内径拡大してブッシュを入れます。
また、シャフト側はプレートにリベット留めされています。状態が悪いものは根元と先端が減り樽状に変形してるものも多いです。その場合はカシメ部分をもみ抜き取り、シャフトを製作しますが今回は、先端が少々減っているようなのでシャフトはそのまま使います。
最低片肉0.5mmのブッシュにしたいので、ブレーキペダルピボット部を1mm拡大。
ペダルピボット部、シャフト径に合わせブッシュ製作。
シャフトは少々変形しているため、サイズが曖昧なので内径は小さめで作っておきます。
ブッシュ圧入しグリスニップル穴を開ける。
アジャスタブルリーマーを使い内径拡大しホーニング。
アジャスタブルリーマーは字のごとくアジャスタしますのでサイズを調整できますので便利ですが、はじめのサイズ調整を間違えると刃が噛みこんでしまい、八角形やら十角形やら綺麗な円になってくれません。なかなかコツがいるリーマーなのですが、こいつの扱いにも慣れました。
座面部も少々干渉していたので研磨し、ガタ無しさんのRブレーキペダルに。
細かなところをやり出したら切が無く時間がかかりますが、こういうところがビシっとしている車両は気持ちがいいです。
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奈良 純