1971 BSA A65 シリンダー・シリンダーヘッド組み付け
2017年 09月 20日
今日はだいぶ前の事になりますが、TさんのBSAエンジン腰上組みつけのことを紹介しておきます。
+.020”のピストンでボーリング加工済みのシリンダーさん
ピストンリングのギャップとクリアランスチェックし問題なし。
ヘッド側面は面研磨。
シリンダー自体にタペットホールが開いているBSA A65
タペットを取り付けた状態でタペット頭部分にCクリップをつけ、タペットが落ちないようになっていますが、タペットをシリンダーに取り付けた状態でCクリップを取り付けるのは非常に大変でありますので、ホースを使いタペットが落ちないように留めておきます。
ピストンを取り付け、シリンダー組みつけ。
71年からシリンダーベーススタッドは5/16”から3/8”に変わっています。
締め付けトルク27N.m-38N.m
規定トルクで締め付け。
シリンダーにシリンダースタッドをつけヘッド取り付け。
ヘッドスタッドナット、ヘッドボルトを順番どおり規定トルクで締め付け。
締め付けトルク43N.m-46N.m
ヘッドボルトが取り付けられないので、BSAはヘッドを取り付けてから、ロッカーアームをヘッドに取り付けます。
ロッカーアームのスラストワッシャー・スプリングワッシャーが落ちないようにドキドキしながら取り付け。
プッシュロッド取り付け。
長い方がEX、短い方がIN
タペット外側にインテーク、内側エキゾーストがくるように組みます。(あるマニュアルにはこれが逆に書かれています)
タペットアジャスターは摺動部がドーム型したものに交換。
タペットクリアランスはIN0.2mm EX0.25mmとBSAさんはクリアランス多めです。
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奈良 純