1947FL1200 フレーム・シリンダーヘッド干渉問題
2017年 09月 16日
一旦ローリングシャシーになったもののフレームの状態が酷いということで、フレーム修正に出したんですよね。
トップチューブの曲がりがあったため修正。また、ダウンチューブ下エンジンマウントあたりも曲がりありで修正。ステアリングヘッドの曲がりも修正。
シートチューブには穴が開いていましたのでロウ付けし修正してもらいました。
リアサスペンションを持たないリジットフレームは鯖折り的な力がかかり、トップチューブ、ダウンチューブあたりに曲がりが出てるものが多いようです。
雰囲気を崩さない程度に塗装。
修正のためネックベアリングカップを外したので取り付け。フォーク・タイヤを取り付けローリングシャシーに。
この辺りは以前にブログに書いていますので割愛。
フロントフェンダーも新たにバンパーを追加し取り付け。
オイルタンクを取り付けリアフェンンダーもリアキャリア・バンパーを追加し取り付け。
ガタガタだったシートポストブッシュも交換。
ローリングシャシーになったところで、Rシリンダーヘッドとシートチューブが干渉する問題に。
元々ついていたRシリンダーはFシリンダーと比べ3mm短く削られていました。
たぶんこれは、Rシリンダーヘッドを取り付けたときの、ヘッドがフレームに干渉し取り付けることが出来ない為、削ったものと思われる。
これの辻褄を合わせていきます。
クランクケースフレームマント面は面研していますので、一旦ケースをフレームに乗せフレームとケースの平行を見る。
リア側マウントボルトを締め付けるとフロント側マウント部でフレームとケースに2.3mm程度の隙間が開くのでシムを入れ取り付け。
またシリンダーは3mm短いので同じく3mmのシムを入れシリンダー取り付け。
これで一旦ヘッドを取り付けてみると、ヘッドEXバルブカバーとシートチューブは干渉してしまう。
只、前回フレーム修正前に同じ状況でチェックした時には、シリンダーヘッドボルトが入らないぐらい干渉していたので、状況は随分良くなっている。
今度はエンジンのマウント角度を変えるためフロントマウント側に2.0mmのシムを入れて、マウントボルトを締めこむと、リア側マウント部に少々隙間が開きました。フレーム側エンジンマウント部の前後平行も微妙に違うのであろう。
隙間があいたままマウントボルトを締め付けてしますとケースが歪むので、リア側マウント部も隙間に合わせシム製作し取り付け。
やったー隙間が0.5mm程度できました。こんなことでIさんと2人で大喜びです。
リアシリンダーは良品と思われるものを手配済み。問題が起きませんように・・・。
なんやかんやで1歩前に進みました。
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奈良 純