月曜日の授業風景
2017年 08月 14日
WL TRANSMISSION
MさんのWL
まずは、ジェネレーターの修理。
以前にコミュテーター清掃、セグメント溝のカーボン除去済み。ブラシは厚みがまだあるのでそのまま使います。
ベアリングマウントであるエンドプレートのベアリングホールがガバガバ・・・
鉄板を巻かれてベアリングが入っていたのですが、随分前に分解していたため忘れていました・・・。
幸い中古のエンドプレートのストックがありましたので新品ベアリング取り付け。
12Vのジェネレーターのため、マウントボルト雌ネジ部が5/16”-24山。WLのマウントボルトは1/4”-24山UNSなので、1/4”-24山のヘリサートコイルを要れWLに使用できるようにします。
写真を撮り忘れましたが、組み付け完成。
ミッション分解。
元々バスケット状態で買った車両、ミッションもなかなかきています。
メンシャフト1STギアは大分減っているので使い物にならず。リバース含め1ST~3RDギア一体式のカウンターシャフトギアも1STギア部分が破損しており使い物になりません。
また、カウンターシャフトもベアリング軸受け部の虫食いが酷くこちらも使い物にならず、ブッシュ回りもガタガタ・・・
いっそのこと4速ミッションにコンバートするか?などと考えつつ保留。
このミッションも手が掛かりそうです。
1967 TRIUMPH TR6
Oさんのトライアンフ
フロント側は終わり、今日はリア側のリム触れとり。
フロント側と打って変りリア側は苦労しつつも1mm程度の振れに。
その後フロント・リアともにドラムブレーキのあたりっぷりチェック。
こちらも、リア側の引きずりがあり、擦っているところを削りつつ調整。
これでホイール回りの作業は終わり。
で、フォーク回りの加工作業。
アウターチューブの摺動部径に合わせロワー側ブッシュを製作したものの、アウターチューブ上部入り口部が0.05mm程度楕円になっているため、ブッシュが入りません。入るようにブッシュ外径を削ってしまうと、実際の摺動部ではガタガタになっています。
というわけで、アウターチューブ入り口部分を削り過ぎないようにフラップホイルを使って研磨。
時間が掛かりましたが削りすぎることなくブッシュが入るようになりました。
この後、研磨した入り口部に合わせアッパー側のブッシュ製作します。
1978 TRIUMPH T140E
Tさんのトライアンフハギアボックス分解。
クランクの状態が良さそうなのでクランクは分解しませんが、ギアボックス・タイミングギア回りはチェックしておこうということで分解。
ギア問題無しで、少々隙間ができていたニードルベアリング交換、シール交換だけで済みそうです。
清掃し、ネジ修正まで済ませました。
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奈良 純