1964XLCH900 エンジン腰上取り付け・マブネトー取り付け
2017年 06月 20日
前回エンジン腰下をフレームに搭載、プライマリー周りの作業は終わっていますので。シリンダー・シリンダーヘッドを取り付けていきます。
シリンダーはボーリング済みで上面、下面ともに面研済み。
ピストンは純正のNOSピストンにWPC処理したものです。
日頃使わない純正ピストンのピストンリング。形状をチェックしリングギャップ、リングクリアランスチェック。問題なさそうだが、ピストンリングは実際使ってみないと善し悪しが分からない。
ピストンを取り付け、シリンダーをトルク管理し取り付け。
ロッカーボックスとシリンダーヘッドもトルク管理し取り付け。
ヘッドとマニホールド隙間が一番少ない位置にヘッドの角度を調整しシリンダーヘッドもトルク管理し取り付け。
マニホールドはヘッドに対し垂直の位置にキャブレーターがでる角度に固定。
マニホールドのステーは少々加工し、上下に取り付けカッチリ。
オイルライン・プッシュロッド取り付け。
今回使うプッシュロッドは純正と同じアルミ製のもので、熱膨張時にバルブを押してしまう恐れがありますので、タペットクリアランスは0.2mm程度に。
タペットアジャスタースクリューは9/32”-32山。32山ということはネジ一回転で約0.8mm動く計算になりますので、クリアランス0地点から、1/4回転戻すとクリアランス0.2mmとなります。
マグネトーは状態良く火花も強いのでOH無しでそのまま使います。
ポイントギャップ(マグネトーの場合は0.3mm)をあわせ取り付け。
900ccのアイアンの点火時期はフロントシリンダー上死点前45度。
マグネトーのマウントは固定式なので、フル進角時期で点火時期を合わせ取り付け。
エンジンの形になってきました。
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奈良 純