1980XLH プライマリー周り組み付け その2
2016年 12月 20日
まずはフットレストスタッド。
もともと付いていたものは微妙に曲がり、プライマリーカバーの脱着が困難だったので、交換なのですがパーツがバックオーダーだったので製作。
ガタが大きかったシフターシャフトブッシュは単品製作し圧入。
仮組みして、シフターのスラストチェックしシムの厚みを変えスラスト調整。
ここからはクラッチ周り。
クラッチスペーサーはSTDサイズの1.530”6本とも同じ長さで問題なし。
このスペーサーの長さがスプリング取り付け長となります。
フリクッションディスクは面研。
スチールディスクの面チャックし歪みなく問題なし。
アイアンスポーツの薄いスチールディスクは歪んでいることが多いです。
クラッチハブをトルク管理し組み付け。
クラッチ取り付け。
ドライブプレートはアルミ製のものが入っていましたのでスチール製のものに交換。
クラッチスプリングで引っ張られドライブプレートはクラッチハウジングについたリテーニングリングにより止められています。そのため、ドライブプレートがアルミ製だとリテーニングリングと接してる部分が減っていってしまいます。
リリーシングディスクのベアリングも交換し取り付け。
クラッチケーブル、レーバーも交換しクラッチ調整し、プライマリー周り完成。
70年以前のアイアンスポーツのクラッチに比べ、クラッチは重いですが構造的に壊れるところが少なく調整も簡単で好ましいです。
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奈良 純