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2016年 11月 16日

1958陸王RT-Ⅱ ピニオンシャフトブッシュ&タイミングギア周り組み付け

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今日は修理依頼でお預かり中の陸王のお話。
ピニオンシャフトに対し0.2mmのガタがあったピニオンシャフトブッシュ。
ここはビッグエンドへのオイルラインですのでガタがあると油圧が逃げビッグエンドベアリングへの潤滑が不十分になります。またビッグエンドへ行ったオイルがクランクケース内に溜まりシリンダーを潤滑しますので、本当に大事なのです。


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抜き取ったピニオンシャフトブッシュは先端がテーパー状になっています。
これには訳が。

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カムカバーのピニオンシャフトブッシュホールにカムカバー内を通りカムブッシュを潤滑するように、オイルラインが通っています。ビッグエンドと同じくカムカバー側のカムブッシュにオイルが圧送されるようになっています。これはハーレーには無い仕組み。
道理で、カムカバー側のブッシュは状態が良かったです。

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#2~#4カムブッシュはオイルが圧送され、サーキットブレーカーが付く#1カムブッシュには圧送されていません。

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段減りしていたピニオンシャフト、ブッシュ受け部は研磨し修正。

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カムカバーピニオンブッシュ径、修正したピニオンシャフトに合わせブッシュ製作。


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カバーに圧入。やった計算通りガタ無くスルスル。

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レース単品製作、ラッピング加工済みのタイミング側クランクベアリングレース。
ラッピング後のレース内径は34.95mm シャフト径は22.23mm 6.35mmのローラーを入れクリアランス0.02mmに。
ベアリング、カムカバーを付け少々ラッピングしスルスルに。



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0.5mm厚ガスケット用紙を使い、カムカバーガスケット製作しカムスラスト調整。
スラストワッシャーはファイバー製のものでVL用と同じ。0.75mmと0.3mmの厚みのものがあります。


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スラストチェック、調整し、カムギア、アイドラーギアともに0.1mm程度のスラスト量に。

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カムギア、アイドラギア、ピニオンシャフト、ピニオンギアを組み、クルクルチェックし問題なし。
というわけでタイミングギア周りの調整ごと終わりです。







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by sgf1906 | 2016-11-16 23:17 | 1958陸王RTⅡ | Comments(0)


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