土曜日の授業風景
2016年 09月 11日
1970XLH900
Tさんのアイアンスポーツ、色々と問題があったキックギア周り。
キックシャフトの軸受けなるスプロケットカバーの位置決めダウエルピンが無かったり、スターターラチェットギアブッシュガタガタ、キックシャフトブッシュもガタガタ・・・そのため、キッククランクギアがクラッチスプロケットと干渉をしていました。
ブッシュ周り交換し、曲がっていたキックシャフト交換。
直接クラッチスプロケットをまわしてクランキングするアイアンのキックシャフトは長く、こいつが曲がってしまっているものは多いです。
距離が長く、軸受けであるスプロケットカバーの位置関係で左右キックシャフトブッシュの芯がずれてしまうので、スプロケットカバーの位置決めをして、キックシャフトブッシュラッピングし、変な抵抗無くキックシャフトが回るようにする。
プライマリ側にシャフトの受けにもなるスラストプレートをいれ、シム調整をして、キックシャフトにクランクギアを入れたときのスラスト調整。
クラッチスプロケットを仮組みして干渉っプリチェック。干渉無くO.Kでキック周りの作業終わり。
1955FL1200
Yさんのパンヘッド
フットチェンジからハンドチェンジへ変換のため、入手したGASタンク、ヘッド周りの”逃げ”が無く、逃げ部分か加工後、シフトレバーピボット部とシフターゲージとの水平が出ていないため、シフトが出来ず。
ピボット部を熱し曲げ水平にし、1速から4速までシフトレバーが移動するようにする。
でまたひとつ問題。シャフトオフバルブのマウント部ねじ山が駄目です。ここは単品製作が必要ですな。
1943WLC750
WLのT/Mクラッチギアブッシュ、新品のブッシュはシャフトに対し内径が0.1mm小さく作られていました。
専用生爪を製作しブッシュを銜え、内径拡大しメインシャフト径+0.05mmのサイズまで切削。
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Vintage Motorcycle Study
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奈良 純