1971 BSA A65 ギアボックス周り
2016年 09月 07日
此方も少々前に行った作業なので思い出しながらアップになります。
BSAのハイギアブッシュは2連で付いています。
ここのブッシュがプラマリー側、バックプレートのシールの受けとなりますので、ブッシュのでっぷり調整します。
でハイギアをケース側ベアリングに圧入。
レイシャフト周り。
レイシャフトには両サイドスラストワシャーが入ります。1STギア側には2.91mmのハイギア側は2.985mm、3.015mm、3.22mm、3種類のシムが用意され、シムの厚みでスラスト調整します。
1番厚いシムを入れスラスト量0.3mmに。
ギアボックスカバーにシフターカム、ギア周り取り付け。シフターフォークはメインシャフト側、レイシャフト側を間違えないように。
画像を取り忘れましたが、メインシャフト1stギアの圧入っぷりで3rdギアとのスラスト量調整。スラスト量0.2mmに。
ギアボックスアッセンブリーをクランクケースに組み付け。
クラッチセンターを仮組みしてメインシャフトが回らないようにロックし、キックギア周り組み付け。
キックギア周り取り付けることで、メインシャフトの位置が決まります。
ギアチェンジクアドラント、キックスタータースピンドルを組み付け、インナータイミングカバー取り付け。
シフトペグ、ギアチェンジリターンスプリングを取り付けギアチェンジチェック。
このギアチェンジリターンスプリングとアンカーピン、ストッププレートの位置関係が悪いとシフトの戻りっぷりが悪くなります。なかなか調整が面倒です。
ともあれギアボックス周りはO.Kであります。
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