月曜・火曜日の授業風景
2016年 04月 19日
Wさんは3基目持込のナックルのヘッド周りの作業。
まずはバルブガイド圧入前にロッカーアームカバーの調整。
アッパー、ロワー、プレートナットの平行をだしつつ、ボルト穴位置調整。
ここの面が出ていないと、カバーからのオイル漏れ、ねじ穴位置が合っていないと螺子がつぶれたり、ナットプレートの螺子山がなめたりと厄介です。
ロワー側カバーがバルブガイドと共止めでヘッドにマウントされるため、このタイミングで地道な作業。
ここのプレートナットの螺子は年式によって違うようで、またそのあたりは次回に。
カバーの調整が終わりバルブガイド圧入。
次回、リーミング加工後、シートカット・擦り合わせ。
1982TRUMPH T140ES
Nさんのトライアンフは配線作業。
Nさん自ら製作したサイドカバーにメインスイッチボックッス取り付け。
配線引きなおしも終わり、配線をまとめ、ハイテンションコード製作。
点火時期をあわせ、点灯チェック。
問題なく始動間近です。
1955FL1200
Oさんのパンヘッド今日はまずオイルポンプ。
中折れしてしまっていたチェーンオイラーボルトを抜き取ります。
エンジンブりーザーがプライマリーカバー側にいくようになっているパンヘッド。チェーンオイラーボルトの調整でチェーン潤滑のオイルを供給するようになっています。
この車両はプライマリー側に大分オイルが行っていたようです。
中折れしたオイラーボルトに対し垂直にボール盤にポンプボディーをセット。
まずエンドミルを使い折れた部分の面だし。
センタードリルを使い、折れたボルトの中心に穴位置決め。
ドリルで穴開けをして、エキストラクターで抜き取り。
ボディーを傷つけることなく無事抜き取り。
オイルポンプはボディー内壁、ギアともに状態良しってことで取り付け。
キーやらクリップやら取り付けにイライラちゃんのオイルポンプ、車上ではなおさらです。
ギアの回りっぷりをチェックしつつオイルボディーナット締め付け。
カムギア・ブリーザーギアのスラストチェック。
ピニオンギアを規定トルクで締め付け、タイミングギア組み付け。
火曜日は車検業務。
車検が切れてしまったパンヘッドは継続、トライアンフは予備検を通し、試乗しながらのセッティング作業に移ります。
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奈良 純