火曜・水曜日の授業風景
2016年 03月 10日
Iさんのナックルヘッドはスポークを組み付けホイール振れ取り。
手に入れたNOSスポークに規格違いのスポークが混じっているトラップがありながらも振れをとりよい感じ。
この年代のハーレーのスポークは#8の40山。今の規格では#8の32山になります。
TRUMPH T140 RICKMAN
Oさんのトライアンフはバッテリーマウントの防振ゴムが終了していたので交換。
写真を撮り忘れましたが、オルタネーターを交換し、整流・制御器をツェナーダイオード・レクチャファイヤからテンパニュームに交換。点火周りもペイゾンに交換。つけるものを付け配線をつなげていきます。
1955FL1200
Yさんのパンヘッド。
クラックが入っていたキックカバーため、Yさん自ら良品を入手したのでチェック。
ブッシュ、シャフトともに状態良くこのまま使います。
組んだときにクランクギアのスラストがないため動きが渋い。スラストワッシャーをどうにか旋盤に銜え、切削し調整、スラストをつくり、O.K。
ラチェットギアを押すクランクギアの位置関係も問題なく本組み。
1963FLH1200
パンヘッドのSさん。
久しぶりの登場ですが、残念ながら雨ふりで試乗で出来ず・・・
最近巷で噂のナンバー問題解消と配線周りの作業。
1971FX1200・1976FX1200
エンジン2台分持ち込み、熊本からのK君のショベルヘッド。
コンロッドベアリングレース・ピニオンシャフトベアリングレースのラッピング地獄を終え、ローラー選択、コンロッドスラスト調整。
まずは76年FXから。大分段減りしていたスラストワシャーはSTDサイズのワッシャーに交換しスラスト量0.3mmに。コンロッドビッグエンドはローラー選択しフロント0.02mmのクリアランス、リアは0.02mmのクリアランスに。
こちらは71年FX。
こちらのコンロッドはR側はレース交換しローラーSTDサイズ。F側は楕円だったレースを真円にしてローラー選択。フロントはクリアランス0.016mmリア側0.025mmに。
こちらはコンロッドスラストワッシャーの状態良くそのまま。スラスト量は0.4mm
この辺りはまた次回詳しく。
カムシャフトは71年、76年ともにブッシュとの摺動面は段減りしています。
カムシャフトの場合、力がかかるところと、かからないところがあり、偏芯して削れています。
旋盤に銜え切削&研磨し真円に。シールもどうにか効きそうです。
次回研磨したシャフト径にあわせブッシュ製作します。
というわけで5日間滞在していたK君は熊本に帰っていきました。
ではK君、再来月辺りにまた。
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奈良 純