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2016年 02月 27日

1978XLH1000 トランスミッション・シフト周りなんやかんやと

今日は修理依頼のアイアンスポーツ。
話が前後してしまいましたが、ミッション周りの作業です。

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まず、ねじ山がナメてしまっていたプライマリー・ミッションのドレンボルトヘリサート加工。

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ボール盤に垂直セットアップ後、ヘリサートタップ下穴用ドリルで螺子穴拡大後、ヘリサートタップでねじ切り。

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そのままのセットアップで座面修正。

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コイルを入れ螺子山復活。


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真鍮でドレンボルト製作。
ドレンボルトは座面部分の面でオイルを止めるため、座面部分の逃げを作ってやります



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こちらはT/Mメインシャフトのクラッチギア。
シャフトに対しブッシュのクリアランスが0.09mm~0.1mmあったのでブッシュ交換。
アイアンのクラッチギアはギア側ニードルベアリング、クラッチ側がブッシュになっています。
ブッシュ、ベアリングともにクラッチギア内に段がついていたそこで止まるようになっていますので、抜くのがなかなか面倒。

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まずは二ードルベアリング側抜き取り。
内がけプーラーを使いプレスで抜きます。引っかかる部分が少ないので、ニードルベアリングが中で壊れてしまうことが多いのですが、今回は成功。

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ブッシュも抜き取り計測。
今回はクラッチギア側の穴の状態も良く社外製のリプロブッシュが使えます。

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というわけでブッシュを圧入し計測。

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圧入し少々縮んだブッシュを以前作った専用ラップロッドを使いラッピング&ホーニングしブッシュ側O.K

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ブッシュの加工が終わり、ニードルベアリングとスラストワッシャー圧入。

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シャフトに対しクリアランス0.03mmでクラッチギアO.K


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ミッションを組み付け、ギアチェンジのチェックなのですが、シフターシャフトブッシュのガタが多い。
シールを抜くと手スポでブッシュが抜けてしまいました。
右チェンジから左チェンジに構造変更したこの年式あたりのモデルはシフトチェンジの構造に難があるものが多いです。
この年式は随分長いシフターシャフトを使うため、ブッシュに大分力がかかるのでしょう。
というわけでブッシュ交換。


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ブッシュがプライマリーカバー内で動いてしまっていたため、カバー側のブッシュ穴は随分楕円に。
アジャスタブルリーマーを使い真円になるまで内径拡大。

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真円拡大したカバー穴径にあわせオーバーサイズブッシュ製作。


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圧入・ホーニングしてガタ無しさん。

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シフトのスラストが大分ありますので、シムを製作し調整します。

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というわけで、改めてギアチェンジチェックを済ませトランスミッション完成。





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by sgf1906 | 2016-02-27 00:45 | 1978XLH1000 | Comments(0)


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