1947FL1200 タイミングギア周り
2016年 02月 18日
前回カムブッシュの交換作業が終わり、その続き。
まずは段付きに減っていたサーキットブレーカーギアシャフト、アイドラーギアシャフト交換。
アイドラーギアシャフトブッシュはシャフトを交換してもガタがあったのでブッシュ製作、交換。
サーキットブレーカーギアブッシュは状態が良くそのまま。
カムギアシャフトのスラスト量は1.4mmの厚みのシムを入れ、スラスト量0.15mmに。
でここからはピニオンシャフトのお話。
ピニオンシャフトベアリングレースはRテックさんでスプロケット側、タイミング側のラインを出しラッピング済み。ピニオンシャフトブッシュもついでにラインを出し製作してもらいました。
ピニオンシャフトベアリングレース38.12mm ピニオンシャフト径25.395mm ローラーサイズSTDで6.35mm でクリアランス0.03mm
もともと付いていたピニオンシャフトベアリングのローラーケージ(純正)のものが虫食いがあったので新品シフトン製のものにかえたものの、精度が悪くローラーを入れシャフトを挿すと渋くなってしまいました・・・。
とりあえず元々付いていたものでチェック。いやいや困ったものだ。
カムギア、アイドラ、サーキットブレーカーギア、ピニオンシャフト&ギア、ローラー、ガスケットを組み付け。回りっぷりチェック。
引っかかるところや渋くなるところ無くO.K。
タペットのチェック。
タペット径とタペットガイド計測。
クリアランス0.05mm~0.06mm タペットの距離が長いナックルさんはこのぐらいのクリアランスで問題ないだろうということでO.K。
タペットローラーのクリアランスは0.02mm~0.03mmで問題無し。
このあたりは以前に交換されていたのでしょう。
というわけでタイミングギア回りのチェックごとが終わり次回はクランク回り。
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奈良 純