人気ブログランキング | 話題のタグを見る

1978XLH1000 T/Mメインシャフトベアリング

今日は修理依頼のアイアンスポーツ・トランスミッションのメインベアリングのお話。

1978XLH1000 T/Mメインシャフトベアリング_a0248662_933995.jpg
1978XLH1000 T/Mメインシャフトベアリング_a0248662_93493.jpg

アイアンのライトサイド・メインシャフトベアリングはバラのニードルローラー。
ここのベアリングレースは寸法はよかったものの虫食いがありレース交換。
レース抜き取り、ケース側内径計測。楕円など無く良好。
STDサイズのベアリングレースでいけます。(ベアリングレース外輪のオーバーサイズもある)

1978XLH1000 T/Mメインシャフトベアリング_a0248662_94767.jpg
1978XLH1000 T/Mメインシャフトベアリング_a0248662_941679.jpg
1978XLH1000 T/Mメインシャフトベアリング_a0248662_942793.jpg

1978XLH1000 T/Mメインシャフトベアリング_a0248662_944144.jpg

冶具を使いベアリングレース圧入。
ついでにカウンターシャフトのベアリングも圧入。
使ったレースはJIMS製のSTDサイズ。圧入し内径が縮んだのでラッピングが必要です。


1978XLH1000 T/Mメインシャフトベアリング_a0248662_945589.jpg

1978XLH1000 T/Mメインシャフトベアリング_a0248662_95899.jpg

というわけでトラップドア(レフトサイドのメンシャフト・カウンターシャフトのベアリング交換)


1978XLH1000 T/Mメインシャフトベアリング_a0248662_952060.jpg
1978XLH1000 T/Mメインシャフトベアリング_a0248662_953177.jpg

ラインを出しラッピングし内径拡大。
メインシャフト径25.17mm、STDローラーサイズ3.97mm レース径を33.14mmまで拡大しクリアランス0.03mmに。


1978XLH1000 T/Mメインシャフトベアリング_a0248662_954458.jpg

このベアリングケージが入ずローラーが隣り合わせで組むベアリングはなかなか面倒で、たとえばレース33.13mm(クリアランス0.02mm)だとSTDローラー23本が全部組み込むことができなくなります。
オーバーサイズのローラーを組む場合も同じで、適正クリアランスにしようとすると、すべてのローラーが入りず、23本すべてのローラーを入れようとするとクリアランスが大きくなってしまいます。
つまり、レースを入れ替え、レース径33.14mmにしてSTDローラーの組み合わせでクリアランス0.03mmにするのが、ベストも状態です。






レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純
by sgf1906 | 2016-02-15 09:29 | 1978XLH1000 | Comments(0)

ビンテージモーターサイクルレストアスクール         「Vintage Motorcycle Study」 東京都足立区入谷1-22-14 sgf1906@nifty.com     奈良 純


by sgf1906