1978XLH1000 T/Mメインシャフトベアリング
2016年 02月 15日
アイアンのライトサイド・メインシャフトベアリングはバラのニードルローラー。
ここのベアリングレースは寸法はよかったものの虫食いがありレース交換。
レース抜き取り、ケース側内径計測。楕円など無く良好。
STDサイズのベアリングレースでいけます。(ベアリングレース外輪のオーバーサイズもある)
冶具を使いベアリングレース圧入。
ついでにカウンターシャフトのベアリングも圧入。
使ったレースはJIMS製のSTDサイズ。圧入し内径が縮んだのでラッピングが必要です。
というわけでトラップドア(レフトサイドのメンシャフト・カウンターシャフトのベアリング交換)
ラインを出しラッピングし内径拡大。
メインシャフト径25.17mm、STDローラーサイズ3.97mm レース径を33.14mmまで拡大しクリアランス0.03mmに。
このベアリングケージが入ずローラーが隣り合わせで組むベアリングはなかなか面倒で、たとえばレース33.13mm(クリアランス0.02mm)だとSTDローラー23本が全部組み込むことができなくなります。
オーバーサイズのローラーを組む場合も同じで、適正クリアランスにしようとすると、すべてのローラーが入りず、23本すべてのローラーを入れようとするとクリアランスが大きくなってしまいます。
つまり、レースを入れ替え、レース径33.14mmにしてSTDローラーの組み合わせでクリアランス0.03mmにするのが、ベストも状態です。
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奈良 純