1960 VELOCETTE VIPER ギアボックス組み立て
2016年 01月 07日
メインシャフト1stギアブッシュ、スリーブギアブッシュの製作が終わりギアボックスを組みたてていきます。
シーリングワッシャーを付け、スリーブギアベアリング交換。
メインシャフト・レイシャフトベアリング交換。
クラッチオペレーティングカップの位置チェック。
元々入っていたシム5枚を入れ仮組み。オペレーティングカップがベアリングに干渉していないことを確認。
キックスターターハウジングのガスケットを製作し、レイシャフト仮組み。
スラスト量はは0.2mm程度で良好。
メインシャフトも仮組みしてスラスト量チェック。
メインシャフトだけのスラスト量は0.1mm程度だが、メインシャフトベアリングがハウジング内で少々動いてしまっているようだ。今回はシムを製作しベアリング位置を固定し解消する。
ギアセレクター周り組み付け。
ベロのセレクター周りの仕組みは小スペースで非常に優れていると思います。このあたりが駄目なものはあまり見ないです。しかしながら、戦後のベロはギアボックスが大きくなるので小スペースこのシステムの有難味が半減。元々外に出ていたシフターチェンジのリンケージをギアボックス内に収納したために、ギアボックスが大きくなったのでしょう。おかげで、シフトチェンジ周りのガタは本当少ないです。
戦前などのシフターチェンジが外にでているベロのギアボックスは、ブッシュを交換しても、すぐガタが出てしまう、弱点なのですね。
ギアやシャフトは問題なしで組み付け。
という訳でギアボックス完成。
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奈良 純