Vintage motorcycle study

studious1.exblog.jp
ブログトップ
2015年 12月 19日

1978XLH1000 腰下分解・計測作業

今日は修理依頼のアイアンスポーツ腰下分解・清掃・計測作業です。

a0248662_1454477.jpg
a0248662_1455834.jpg

a0248662_215638.jpg

まずは前回分解したタイミング周りから軽く清掃して計測作業。
カムブッシュはカムに対して0.03mm~0.05mmのクリアランスで状態良し。
#1カムが残念です。

a0248662_1565411.jpg

a0248662_158014.jpg

タペット&ガイド計測。
#1~#3のタペットとガイドのクリアランスは0.04mmで状態良し。ローラーのガタも0.02mm程度。
#4はガイドは良いがタペット一部磨耗あり、ローラーのクリアランスも0.04mm。

a0248662_1465215.jpg

a0248662_1461877.jpg

ケースを降ろしまずはオイルポンプ分解・清掃。ポンプの状態良し。

a0248662_147281.jpg

a0248662_1483539.jpg

ケースを割りクランクお目見え。

a0248662_148555.jpg
a0248662_1491135.jpg

スプロケットシャフトベアリングはベアリング側、レース側ともに虫食い多し。
分解前にクランクを回すと少しゴリゴリとしていました。こちらはもちろん交換。

a0248662_2141836.jpg

a0248662_2131878.jpg

ピニオンシャフトベアリングとレースも同じく虫食い。こちらも交換。

a0248662_1504630.jpg

ケースは軽く清掃。

a0248662_151070.jpg

クランク分解前に芯の触れっぷりチェック。
スプロケット側0.1mm・ピニオン側0.07mm振れています。
コンロッドのスラストは0.2mm程度。

a0248662_1511920.jpg

a0248662_1513395.jpg

a0248662_1514521.jpg

a0248662_1521259.jpg

クランク分解。
元々ビッグエンド部のガタが多かったので腰下分解したのですがここまで悪いとは・・・残念。
フロント、リアともにベアリングレース虫食い。クランクピンも駄目です。
クランクピンは交換。ベアリングレースはラッピングして虫食いを消し、オーバーサイズのローラーでいければよいのですが、駄目であればレース交換。ともかくラッピングしてみます。


a0248662_1522292.jpg

a0248662_1523360.jpg

一応計測。分解前の予想どおり縦方向で0.08mmのガタ。

クランクの錆や虫食いが多いことから考えると、動かさずに置いておいた期間が長かった車両だと思われます。

a0248662_1525715.jpg

a0248662_1531324.jpg

トランスミッションメインシャフトベアリング計測。
クリアランスは0.04mm程度で数値的には良いのですが、こちらもレースに虫食いが・・・。
このレースはラッピングしてオーバーサイズローラーを入れることもできるのですが、アイアンのトランスミッションローラーは23個で少なく、ラッピング後オーバーサイズローラーを入れると隣りあわせで入るローラーは23個入らなくなり、22個入れローラーの間に隙間が開く状態になります。23個入るようにラッピングするとクリアランスは多くなってしまいます。というわけでレースは交換。


a0248662_1532838.jpg

a0248662_1533843.jpg

a0248662_1535094.jpg

a0248662_154798.jpg

a0248662_1542272.jpg

ケースを良く暖め、ピニオンシャフトベアリング、カムベアリング、T/Mメインシャフトベアリングレース抜き取り

a0248662_1543422.jpg

スプロケットシャフトベアリングレースも抜き取り、ケースのねじ部すべて修正。








38VELOCETTE KSS MKⅡ

a0248662_1545217.jpg

a0248662_155416.jpg

午前中は2時間ばかりベロセットの試乗。
キャブのクシャミやアイドリングが不安定になることもなく状態は悪くない。
プラグの焼け色が少々白めですが、ここからニードルポジションを上げたり、メインジェットの番手を上げたりするとくすぶり始める・・・。もうちょっと乗り込んでみて問題なければO.Kでしょう。
この車両はミッション・ギアボックスだけうちでオーバーホールしたもの。
エンジンの状態がわからない、この年代の車両の試乗は非常に緊張します。







レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2015-12-19 02:47 | 1978XLH1000 | Comments(0)


<< 1967XLH900 車体周り      1982TRUMPH T140... >>