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2015年 08月 29日

VELOCETTE THRUXTON クランク組み付け スラスト調整

今日はベロセット、スラクストンクランク周りのお話。

クランクビッグエンド部分のクリアランスが0.07、シャフトの振れがが0.08mmあったクランクは、ビッグエンドアッセンブリー交換して芯だし。こちらはアールテックさんでのお仕事。


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クランクの芯チェック。
シャフトの振れは0.02mm程度。

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スモールエンド部分の横触れは0.1mm ビッグエンド部のクリアランスは0.02mm~0.03mmと思われる。

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サイドクリアランスは0.5mm


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クランクの芯を出すために、クランク軸受けのテーパーベアリングとりましたので、ベアリング交換。
もちろんレース側も交換ということで、ケース側のレース抜き取り。


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ここで大問題が、タイミング側は良かったのですが、ドライブ側のレース圧入部が随分やられている。
嵌め合いが弱いためにポンチ攻撃をしたのか?
計測すると、外側は57.15~57.17mm内側は57.32~53.27mm
レース外径は57.16mmなので手スポ・・・・コリャ駄目だ。

タイミング側は嵌め合い0.02mm~0.03mmだったのでO.K。

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というわけで加工。
普通であれば、ケース側のレース圧入部分を切削真円にして、ベアリングレース外径を太らせ適正な嵌め代にするのですが、ベロのこの部分はケースの厚みも少なく危険と判断。
ケース側に溶射肉盛りし、切削加工。もちろんタイミング側とドライブ側の芯は出してもらっています。
非常に時間がかかった加工となりましたが良い出来です。

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クランク組み付け。
タイミング側、ドライブ側ともにテーパーベアリングを圧入。
シャフトとベアリングの嵌め代は0.02mmで良好。

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中古ベアリングレースの外径を研磨して手スポでケースに入るようにしておき、スラスト調整用の冶具にします。

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シムが無い状態で0.5mmのスラスト量。

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0.3mm、0.15mm、0.1mm、0.05mmとシムがあります。
ベロのクランクベアリングは0.1mm程度与圧をかけて組みます。
タイミングサイド、ドライブサイドにそれぞれ0.3mmのシムを入れ、0.1mmの与圧をかけます。


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新たに加工したドライブ側のベアリングレースの嵌めあいは0.04mmで少々多目なので一応、圧入冶具製作し、圧入。


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コンロッドのセンターもケースの真ん中に来ています。

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回りっぷりも良しで次回タイミング側です。





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by sgf1906 | 2015-08-29 00:59 | VELOCETTE THRUXTON | Comments(0)


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