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1950 陸王VF1200 クランク組み付け

今日は陸王1200のクランク組み付けのお話。

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スプロケットシャフトベアリングのローラーゲージは随分磨耗していたので新品に交換。
ローラーはSTDサイズ6.35mmでベアリングクリアランスは0.03mm程度に。


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カムギアスラストはカムカバーガスケットを製作し、計測。
このモデルはファイバー製のスラストワッシャーを使います。このワッシャー0.7mmと0.3mmのラインナップで、このワッシャーで調整できる程度、0.3mm程度のスラストで調整。

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ピニオンシャフトは新品に交換。
カムギア・ピニオンギアを仮組みして回りっぷりチェック。引っかかり、抵抗無くよい感じ。

ピニオンシャフトとピニオンブッシュのクリアランスはクランク側0.1mm、カムギア側0.06mm。
(このモデルのクランクの軸受けはドライブ側ローラーベアリング、タイミング側ブッシュ)
マニュアルを見るとinner end of bushing .0045"(0.114mm) outer end of bushind .002"(0.05mm) bushing is taper reamed with special reamer
となっています。専用のテーパーリーマーを使い根元と先端でクリアランスを変えていたのですね。
というわけで、ピニオンブッシュは問題無しと判断しこのまま使います。


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クランクのスラスト量計測。
元々入っていたシムで状態良し。スラスト量0.15mm。コンロッドのセンターとケースの合わせ目に位置をチェック。

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カムギアを組み今日はここまで。
次回タペット取り付け後、カムタイミングチェックします。





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Commented by 陸T at 2015-08-09 17:59 x
毎度ですがありがとうございます。
エンジンの形に戻っていく様は感動的です。
by sgf1906 | 2015-08-06 14:57 | 1950 陸王VF1200 | Comments(1)

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