1950 陸王VF1200 クランク芯だし あともろもろ
2015年 07月 18日
まずはピニオンシャフトとスプロケットトシャフト締め付け。
マニュアルに規定トルクなどは記載されていないので、分解時に計測した締め付けトルク、1901N.mで締め付け。テーパーの利きも良し。
Rテックさんで曲がり修正してもらったコンロッド。
ハーレー製と陸王製のコンロッド、陸王製のほうが粘りがなかったとか・・・。
フライホイール組み付け。
この年代のコンロッドはフロントがフォーク側、リアがナイフ側が組まれています。
このフライホイールはドライブ側(厚いほう)がタイミング側より小さいです。
その場いい左右の隙間をシックネスゲージで測っておき、それを目安にして、図Cの進行方向のシャフトの振れを調整します。
私の場合は、図Cの進行方向のシャフトの振れを調整した後に、図A、Bの縦方向の振れを調整します。
左右フライホイールの隙間と幅を目安にして、偏心検査器でシャフトの触れを見つつ、閉めたり広げたり叩いたり。
クランクピンナットは最終的に200N.m+αで締め付け。
このへんもマニュアルには記載なく、もともとも随分緩く止まっていました。
ドライブ側(スプロケット側)タイミング側(ピニオン側)ともにシャフトの振れ0.01mm程度に。
後はもろもろ製作もの
長江コンロッド・スモールエンドブッシュ
Hさんのスモールエンドブッシュ、コンロッド径、新たに使うピストンピンに合わせ製作。
程よいサイズのブッシュ材が間に合わず、太めの材料で製作。
圧入しやすいように、“案内”部分を作る。
ケイヒン用スロットルアジャスタースクリュー製作
Hさんようのスロットルアジャスターを真鍮で製作。
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奈良 純