人気ブログランキング | 話題のタグを見る

1970TRIUMPH T120 クランク&カムギアバッククラッシュ

今日はKさんのトライアンフのお話

1970TRIUMPH T120 クランク&カムギアバッククラッシュ_a0248662_1124880.jpg

アールテックエンジニアリングさんでビッグエンドメタル合わせ、芯出し、バランスとりをしてもらったクランク。

1970TRIUMPH T120 クランク&カムギアバッククラッシュ_a0248662_1132810.jpg
1970TRIUMPH T120 クランク&カムギアバッククラッシュ_a0248662_1133699.jpg

タイミング側、ドライブ側共にベアリングが手スポだったシャフトは溶射&研磨で太らせベアリングとのハメ代は適正に。

1970TRIUMPH T120 クランク&カムギアバッククラッシュ_a0248662_1144776.jpg

1970TRIUMPH T120 クランク&カムギアバッククラッシュ_a0248662_1135047.jpg

グズグズだったドライブ側のキー溝も修正してもらいました。
美しい出来です。

1970TRIUMPH T120 クランク&カムギアバッククラッシュ_a0248662_115745.jpg
1970TRIUMPH T120 クランク&カムギアバッククラッシュ_a0248662_1151720.jpg

コンロッドボルト 39N.m  フライホイールボルト 46N.m で締め付け。
スラッジチューブ、スラッジチューブナット取り付け。


1970TRIUMPH T120 クランク&カムギアバッククラッシュ_a0248662_1153063.jpg

ドライブ側ベアリングとシャフトのハメ代は0.01mm程度
プーラーを使い圧入。

1970TRIUMPH T120 クランク&カムギアバッククラッシュ_a0248662_1154140.jpg

1970TRIUMPH T120 クランク&カムギアバッククラッシュ_a0248662_1155356.jpg

タイミング側ベアリングはケースを暖めベアリングを入れておきます。
シャフトとベアリングのハメ代は0.005mm程度なのでベアリングをほのかに暖め、ズズッとシャフトが入る。


1970TRIUMPH T120 クランク&カムギアバッククラッシュ_a0248662_1161823.jpg

手スポだったアイドラーギアシャフトはオーバーサイズのシャフトを圧入。
オーバーサイズのシャフトは圧入部分だけ太くなっていて、圧入部シャフト径12.71mm。
対してケース側シャフトホールは12.69mmでハメ代0.02mm。

1970TRIUMPH T120 クランク&カムギアバッククラッシュ_a0248662_1163054.jpg

1970TRIUMPH T120 クランク&カムギアバッククラッシュ_a0248662_1164434.jpg

カムギア、ピニオンギア、アイドラーギアを仮組みして、クランクを90度ずつ回し、ギア同士のバッククラッシュチェック。
カムブッシュをクリアランス詰め気味にしたことと、アイドラーギアシャフトを入れ替えて事で、バッククラッシュが無くなりギア同士が詰まってしまうことを懸念していましたが、問題なくどの位置でも仄かにクリアランスがある程度でありました。






レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純
by sgf1906 | 2015-04-15 01:49 | 1970TRUMPH T120 | Comments(0)

ビンテージモーターサイクルレストアスクール         「Vintage Motorcycle Study」 東京都足立区入谷1-22-14 sgf1906@nifty.com     奈良 純


by sgf1906