1970TRIUMPH T120 クランク&カムギアバッククラッシュ
2015年 04月 15日
アールテックエンジニアリングさんでビッグエンドメタル合わせ、芯出し、バランスとりをしてもらったクランク。
タイミング側、ドライブ側共にベアリングが手スポだったシャフトは溶射&研磨で太らせベアリングとのハメ代は適正に。
グズグズだったドライブ側のキー溝も修正してもらいました。
美しい出来です。
コンロッドボルト 39N.m フライホイールボルト 46N.m で締め付け。
スラッジチューブ、スラッジチューブナット取り付け。
ドライブ側ベアリングとシャフトのハメ代は0.01mm程度
プーラーを使い圧入。
タイミング側ベアリングはケースを暖めベアリングを入れておきます。
シャフトとベアリングのハメ代は0.005mm程度なのでベアリングをほのかに暖め、ズズッとシャフトが入る。
手スポだったアイドラーギアシャフトはオーバーサイズのシャフトを圧入。
オーバーサイズのシャフトは圧入部分だけ太くなっていて、圧入部シャフト径12.71mm。
対してケース側シャフトホールは12.69mmでハメ代0.02mm。
カムギア、ピニオンギア、アイドラーギアを仮組みして、クランクを90度ずつ回し、ギア同士のバッククラッシュチェック。
カムブッシュをクリアランス詰め気味にしたことと、アイドラーギアシャフトを入れ替えて事で、バッククラッシュが無くなりギア同士が詰まってしまうことを懸念していましたが、問題なくどの位置でも仄かにクリアランスがある程度でありました。
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奈良 純