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1938 INDIAN CHIEF ミッション・クラッチ分解

今日はMさんのインディアンチーフ、トランスミッション分解のお話。

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まずはクラッチ分解。
このクラッチはPULLタイプでリリーシングプレートが引っ張られることでクラッチが切れる仕組み。
アウタープライマリーカバーに螺旋状のスプラインが切ってあるスリーブが圧入されていて、そこでリリースウォームが回ることで引っ張られます。


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クラッチのリリースウォームにはスラストベアリングが付いています。

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クラッチハブはメインシャフトにテーパー止め。
このハブは工具が引っかかるところが無いのでこの状態では取れない。
メインシャフトごと抜きます。

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Dスプロケットを取り、クラッチスプロケットを止めているクラッチスプロケットナットを取り、クラッチハブ、クラッチスプロケットをメインシャフトと一体で抜きます。

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これには特殊工具が必要。
クラッチスプロケットナットを専用レンチで固定。
クラッチスプロケットレンチを使い、クラッチスプロケットをまわし、ナットを緩める。

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こんな感じで抜けます。

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クラッチスプロケットの後ろにはプライマリーチェーンアライメント調整のシム。
この調整面倒そうだな・・・。

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シフターシャフトを抜き、スライダーギアを取る。
クリップを取っておき、カウンターシャフトを抜き取る。

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でメインシャフトギア、カウンターシャフトギアが抜けます。
メイン側シャフト軸受けはボールベアリング、カウンターシャフトギアの軸受けはブッシュで、ハーレーのように面倒臭いバラのニードルローラーを使っておらず好ましい。

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by sgf1906 | 2015-04-07 09:17 | 1938 INDIAN CHIEF | Comments(0)

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