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2015年 03月 18日

1950EL1000 エンジン計測作業

新入生Mさんのパンヘッドエンジン、清掃後各部計測です。

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まずはビッグエンド周り。
クリアランス自体は良いがレースはF側0.02mm、R側は0.01mm楕円になっています。
クランクピンは虫食いがあり交換決定。

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スプロケットシャフトベアリング
レース、シャフトともに楕円無く良好。
.0002”o.sのローラーが入っておりクリアランス0.015mm。

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ピニオンシャフト
こちらが面白い。レースはスプロケット側と違い位置により寸法がバラバラ。
シャフト自体は良いのだが、2つのケージに1本のローラーが入るはずなのですが、それぞれのケージに短いローラーが入っています。
ここのローラーは直径6.35mmがSTDサイズなのですが測ってみると6.3mm。メートリックのローラーを入れていたと思われます。
後家ケースで左右のレースの芯が出ていないのをタイミング側に小さいローラーを入れクリアランスを多くしてクランクが回るようにしていたと思われます。


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シリンダー&ピストンは74”(1200cc)用のものが組まれていました。

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ロッカー周り計測。

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ロッカーアームは少々磨耗があるものの良好。

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ロッカーブロックは規定トルクで締め付けて内径計測。
こちら寸法バラバラで、特にフロントIN側は小さいところではシャフトに対しクリアランス0.02mm、大きいところではクリアランス0.23mm。
仮にロッカーアームを組み規定トルクで締め付けるとロッカーの動きが渋く、ガタがある状態・・・。

規定トルクで締め付けるとロッカーの動きが渋くなるため、ロッカーが動くところでロッカーブロックのナットを締めるのをやめて組んでいたため、ガタが多いところではどんどんガタが出来、このような状態になったのでしょう。このロッカーブロックは要加工です。





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by sgf1906 | 2015-03-18 01:59 | 1950EL1000 | Comments(0)


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