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2014年 12月 17日

1976XLCH1000 カムブッシュ

今日はZ君のアイアンスポーツ・カムブッシュのお話。


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カムシャフトとブッシュのクリアランスが大分多かったので、エイヤっとブッシュを抜いたのですが、カバーの状態が悪い。

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ブッシュを何回か変えたのであろうと思わせる、ピン穴が何箇所もあります。
変えてある割にはガタガタだったのですが・・・。

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おまけに何箇所かクラックが・・・。
溶接して、芯拾ってボーリングして、ブッシュ作って・・・などとしてるとお金かかるぜってことで、カムカバーは交換することに。


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という訳で、中古カムカバーを入手して、それぞれ計測。
まだまだアイアンは純正カバーでも安値で手に入るので良いですね。

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既に抜けかかっていた#3、#4カムブッシュもちろん交換。
クリアランスが多かったピニオン、#2カムブッシュも交換します。
ブッシュ抜き取り後、ケース側計測。抜けかかっていた#3、4ブッシュホールは大きめでSTDサイズのブッシュでは嵌め代が足らず。

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#3,4ブッシュはケース側の穴に合わせ単品製作。もちろん使うカムシャフトに合わせています。

最近特に思うのですが、車両によってブッシュ圧入部分の径も様々、シャフト径もそれぞれ違う。もちろん酷い物は変えざるを得ないですが、すべてを新品にしていたら切りがない。アイアンのような4カムですべてが同じサイズなんてあり得ない・・・。
完成品のブッシュの内径外径をそれぞれ加工して、精度を出すのも非常に艱難なうえ、円高でパーツ自体の値段がかかることを考えると、単品製作のほうが結局は安上がりなのではないか?
ってな事で、これからは単品製作が増えていくと思います。
とはいえ旋盤に噛り付く時間が長くなるな・・・。


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話は戻り、カムブッシュの加工。
冶具を使いダウエルピンの半円柱状溝を作る。
これにより、もともと開いているカバー側のピン穴に合わせらるので、新たにカバー側に穴を開け無くても済みます。

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ギアの"逃げ”部分、オイル穴も加工し下準備は終わり。
次回はブッシュ圧入しラインリーミングです。

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by sgf1906 | 2014-12-17 03:33 | 1976XLCH1000 | Comments(0)


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