2014年 09月 03日

VELOCETTO THRUXTON

修理依頼のベロセット・スラクストン、エンジン腰下。
圧縮漏れを起こし、シリンダースタッドナットを増し締めしたところ、
クランクケーススタッド(タイミング・インテーク側)が抜けてきてしまったそうです。

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まずは分解前にバルブタイミングを計っておきます。
ベロのタイミングマークは当てにならないことが多いからです。

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腰上が付いていないのでカムフォロアーにダイヤルあて計測。
チェッキングクリアランスは IN .053”(1.34mm) EX .052”(1.32mm)
ダイヤルが動き出し1.3mmのところで計測。

IN OP 50° BT   IN CL 50° AB   EX OP 70° BB  EX CL 30° AT

マニュアルだとIN OP 45° BT   IN CL 55° AB   EX OP 65° BB  EX CL 35° AT
5°づつずれているが変なカムでは無さそう。
実際はバルブ(タペット)で測るものなので本組みのときにもう一回計ります。


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点火時期も上死点前40°程度で問題なし。

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マグネトーギア、ギアプレートをとり、タイミングギア回り分解。

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カムギアブッシュ・アイドラーギアブッシュのガタ良好。
カムギアに刻印は無し。

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ケースを暖め、オイルポンプを抜きピニオンギアを抜く。

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クランクケーススタッドは綺麗にケースのねじ山が抜けています。
問題はクランクケーススタッドの下にあるカムホイールスピンドル。
クランクケーススタッドのケースのねじ山はヘリサート加工となるのですが、カムホイールスピンドルがある為、下穴を開けれません・・・。

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以前に抜き差しした跡が・・・。やな予感です。

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と思っていてもしょうがないので、抜き取り工具を作り、ケースを良く暖めプレスで抜きました。

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やはり一部分、アルミが剥がれています。

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計測すると、剥がれている部分はシャフト径より0.5mm大きい・・・。これでは駄目です。
シャフト圧入部も太らせてあったので以前に加工し、ごまかしたのでしょう。




Rテックエンジニアリング

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引越しが一段落?したRテックエンジニアリングさんにお邪魔してきました。
引越し作業で忙しい中、加工依頼、加工の相談を受けてもらいました。
イヤーまだまだ大変そうです。





レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、今年から東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
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アイアンスポーツ大歓迎です。




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奈良 純

by sgf1906 | 2014-09-03 01:51 | VELOCETTE THRUXTON | Comments(0)


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