VELOCETTO KSS MKⅠ ギアボックス分解 その2
2014年 07月 27日
落ち込んでいても仕様が無いので中身の分解・計測作業。
まずはキックスターター周り。
キックスプリングは折れていて終了。キックスターターベアリングスラストピンは入っておらず。
OHVモデルと違い、カウンターシャフトの軸受けにもなっているキックスターターベアリングブッシュはニードルローラーになっています。(OHVモデルはブッシュ)
フットギアチェンジのラチェットシステム。
ギアの入りっぷりを左右しそうなPAWL(歯止め)は加工された跡があります。
リターンスプリングである、サーキュラースプリングは組み立て時に苦労しそうです。
ちなみにこのスプリング当時は軽いものと、重いものがあったようです。
シフターカム周りの作りは、フットギアチェンジシステムが外付けなので大分簡素。
レイシャフトのギアスラストチェック。
1STギアとドライビングギアの圧入っぷりでスラスト量を調整してあります。
0.2mm~0.3mm程度でよい感じ。
1stギア、ドライビングギアを抜き取り、2nd,3edギアのブッシュ計測。
シャフトとのクリアランスが0.07mm、0.08mmでブッシュ交換です。
メインシャフトとスリーブギアブッシュ計測。
シャフトのブッシュ受け部は大分テーパーになってしまっています。
端から端の差が0.12mm・・・こりゃ駄目だ。
とまぁぼちぼちと進めていきます。
授業風景
今日は盗撮風授業風景です。
1975XLH1000
アイアンスポーツのO山さんは引き続き配線作業。そろそろ終わります。
1947FL1200
ナックルヘッドのI籐さんは前回分解したパーツ洗浄中。一日掛かりです。
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奈良 純