1965XLCH900 点火時期調整
2014年 05月 13日
60年代のXLCHはマグネトー点火。
65年以降のモデルは進角コントロールのアームが付きます。
まずポイントギャップ。
ローターカムの一番高いところにポイントのヒールが乗っかったときに、ポイントギャップが0.3mmになるようにします。
でコチラはインナースロットルタイプのコントロールワイヤー。
このワイヤーで押し引きすることでマグネトーボディーを動かし点火時期をコントロールするわけですが、このケーブルの動きが悪く、マグネトーを押し切らない・・・。
純正タイプと同じ丸線ワイヤー
アウター内径とインナー径が合っておらず隙間が多いため、インナーワイヤーがアウターケーブル内でよれて、押しが悪いと思われます。
という訳で、ライナーチューブ入りのアウターケーブルを使いインナーケーブルとの隙間を無くします。
ケーブルプラグは板金ハンダどめ。
遅角から進角までしっかり動くようになりました。
60年代(900cc)のアイアンの点火時期は遅角、圧縮上死点前15度(写真上・タイミングホールに2本線)
進角は圧縮上死点前45度(写真下・タイミングホールに1本線)
それぞれ遅角時、進角時にポイントが開着始めるタイミングに合わしました。
(0.02mmの銅板でチェック)
という訳でマグネトーの点火時期調整終わり。
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