1936EL1000 ロッカーアームスラスト
2014年 03月 18日
ナックルのロッカーシャフトはプッシュロッド側はロッカーカバーにマウントされ、バルブ側はヘッドにマウントされます。ロッカーカバーはヘッドの3本の支柱にマウントされます。
ロッカーアームのスラストはロッカーアームスラストワッシャー(段付きになっている)の凸の量で決まります。
ロッカーカバーの位置はロッカーアームシャフトとスラストワッシャーの距離で決まります。
スラストワッシャーの凸の距離でスラスト量はでるので、ロッカーアームシャフトナットを締めすぎによりロッカーアームの動きが渋くなるということはありません。
ロッカーカバーをとめるヘッド側のマウント部分は折れて溶接で直しているものが多いようです。
3点の面と位置がでていることを確認します。
ロッカーアームシールを入れる前に仮組みしてスラスト量を確認。
マニュアルの規定スラスト量は0.177mm~0.4mm
R、インテーク側が少々小さかったので、専用生爪を製作し旋盤でスラストワッシャーを加工。
スラスト量を0.2mm~0.4mmの間に収めました。
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奈良 純