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1936EL1000 オイルポンプ2

今日はW辺さんのナックルヘッド・オイルポンプのお話の続きです。
Wさん所有の30年代のオイルポンプ、なんやかんやチェック。コイツは良品です。

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30年代のオイルポンプはオイルポンプカバーはガバナーローターが付かない蓋のタイプ。
40年代になり低中速のオイル量を調整するローターガバナーが付けたことを考えると、ヘッド周りのオイルコントロールに苦労したのでしょう。

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ギアの厚みもチェック。
フィード・スカベンジャー共にメイン側とアイドラー側のギアに差が無く問題なし。
フィード      6.35mm
スカベンジャー 12.71mm

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ボディー内壁も傷が無く良い。
傷が付いてるものは殆ど、スカベンジャー側についています。

まずギアとボディー面の隙間もチェックし問題なし。
という訳でポンプを組みます。

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厚み0.15mmガスケットを制作し取り付け。
マウントスクリューを均等に10N.m程度で締め付け。

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オイルポンプギアの回りっぷりをチェック。
ヌルリと軽い抵抗を感じつつも、引っ掛かりや渋み無く良い感じです。

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オイルを入れクランキングし、オイルポンプ作動チェック。
ビッグエンド、ヘッドオイルライン、リターン共にちゃんとオイルが行っています。

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これでオイルポンプはO.K
40年代のオイルポンプも今後、加工し使えるように直す予定です。




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by sgf1906 | 2014-02-11 01:28 | 1939EL1000 | Comments(0)

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