1936EL1000 オイルポンプ2
2014年 02月 11日
Wさん所有の30年代のオイルポンプ、なんやかんやチェック。コイツは良品です。
30年代のオイルポンプはオイルポンプカバーはガバナーローターが付かない蓋のタイプ。
40年代になり低中速のオイル量を調整するローターガバナーが付けたことを考えると、ヘッド周りのオイルコントロールに苦労したのでしょう。
ギアの厚みもチェック。
フィード・スカベンジャー共にメイン側とアイドラー側のギアに差が無く問題なし。
フィード 6.35mm
スカベンジャー 12.71mm
ボディー内壁も傷が無く良い。
傷が付いてるものは殆ど、スカベンジャー側についています。
まずギアとボディー面の隙間もチェックし問題なし。
という訳でポンプを組みます。
厚み0.15mmガスケットを制作し取り付け。
マウントスクリューを均等に10N.m程度で締め付け。
オイルポンプギアの回りっぷりをチェック。
ヌルリと軽い抵抗を感じつつも、引っ掛かりや渋み無く良い感じです。
オイルを入れクランキングし、オイルポンプ作動チェック。
ビッグエンド、ヘッドオイルライン、リターン共にちゃんとオイルが行っています。
これでオイルポンプはO.K
40年代のオイルポンプも今後、加工し使えるように直す予定です。
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奈良 純