1965XLCH900 プライマリー回り
2014年 02月 05日
まずはトランスファーバルブ(ワンウェイバルブ)
このバルブはプライマリー・ミッション内の内圧をクランクケース側に逃がす役割をしています。
しかしながらこのバルブが壊れてしまうとクランクケース内のオイルがプライマリー側にいってしまいます。
トランスファーボルトを使うのをやめ、栓ボルトをつくり塞いでしまいます。
プライマリー・ミッションのブリーザーは高年式のものと同じように、ブリーザーボルトをつくり、ミッションケースの上側につけました。
コチラはエンジンスプロケットベアリングシール。
76年までのモデルはベアリングスペーサー内にオイルシールが入り、サークリップで止めます。
まずはベアリングスペーサーをSSTで圧入。
サークリップの溝はカシメられ溝は幅は狭くなってしまっています・・・・。
しこしこと、サークリップを面研し取り付け。
チェーンアジャスターライニングも交換。
エンジンスプロケット、クラッチスプロケット、クラッチハブ、プライマリーチェーンを取り付け、クラッチハブを規定トルクで締め付け。
なんやかんやと問題が多かったこの車両も、やっとここまで来たか・・・。と思いにふけっていましたが、この後まだまだ問題点が・・・。自分自身の問題点も含めまだまだネタは尽きません。
またその話は次回に。
レストアスクール生徒募集中
トリニティースクールから独立し、今年から東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。
Vintage Motorcycle Study
GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14
sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純