2013年 12月 05日

1965XLCH900 スイングアームベアリング

今日はF井さんのアイアンスポーツ・スイングアーム。
なんやかんや問題の多いF井さんの車両、今回もまた・・・。

a0248662_15051.jpg

分解時の状態です。
サスペンションを取ってもビーンと立っているスイングアーム。ベアリングレースが段付いている証拠です。

a0248662_151161.jpg

しかしながら、問題はここから。
抜いたベアリングレースはガタガタ。測ってみると車体右側のスイングアームベアリング受け部分は0.5mmも楕円になっています。
これでは使い物にならず・・・。
真円にボーリングしスリーブを入れる作戦も考えましたが、左右のセンターを出してのボーリング、しかもアジャスターナットのねじ山がある為、加工も困難、お金もかかるぜってことで、スイングアームを交換することに。
(もちろん中古)
しかしながら、新たな中古スイングアームも同じく車体右側のベアリング受け部が0.07mm程度広がっています。楕円の程度は0.01mm~0.02mm。
両方ともドライブスプロケット側の右側がやられていました。やはり力がかかるのですね。

a0248662_16680.jpg

という訳で今回はベアリングレース外周を太らして、ガタを無くします。
アールテックエンジニアリングさんに発注し、溶射&研磨で42.88mmのベアリングレース外径を42.97mmに。
アジャスターナットでレースを押しベアリングに与圧を与える為、スイングアームに対し嵌め代0~0.01mm程度。

a0248662_162088.jpg

a0248662_1473178.jpg

a0248662_164690.jpg

レースをスイングアームに圧入し、ベアリングにグリスアップし、ダストカバー、カラー、、スペーサー、ピボットボルトナットを組み付け、フレームにドッキングします。

a0248662_1711100.jpg

まずはピボットボルトを締め付け、ベアリングを固定します。
ピボットボルトナットは横向きにします。

a0248662_172575.jpg

右側のベアリングロックナットを締め付け、ベアリングレースを動かしベアリングとレースに与圧をかけます。

a0248662_173554.jpg

という訳で、ガタ無くスムーズに動くスイングアームになりました。

しかしながら、以前にもお話したとおりレース側を動かしプリロード調整をする上、グリスニップルなど無く分解しないとグリスアップが出来ないアイアンのスイングアームは問題が多いです。
今後、こんな状態のアイアンと何台出会うのでしょう。

ちなみにマニュアルには10000マイル(16000km)にグリスアップ、調整をしろと書いてあります。

a0248662_174511.jpg






ハーレー・レストアスクール生徒募集中

今年一杯でトリニティースクールは閉校となってしまいますが、ハーレーのレストアスクールは継続していきます。
来年からは心機一転、東京の足立区に場所を変えバイクいじりに励んでいきます。
興味・質問がある方は sgf1906@nifty.com までお問い合わせ下さい。

ハーレークラス講師  奈良 純




わたくしのブログを御覧になっておる皆様、何時も有難うございます。
ブログランキングに参加してるので、クリック宜しくお願いします。
にほんブログ村 バイクブログ ハーレーダビッドソンへ
にほんブログ村

by sgf1906 | 2013-12-05 02:08 | 1965XLCH900 | Comments(0)


<< GARAGE 2      1968XLCH900 シリン... >>