1939EL1000 タイミングギア周り
2013年 11月 19日
ブッシュラッピング&リーミングです。
圧入後のブッシュ内径を計測すると、カムカバー側はカムシャフト径に対し0.04mmのクリアランス。
ケース側のブッシュはカムシャフト径に対し-0.01mm・・・・つまり通りません。
リーマーでは芯が出ないと判断し、カバー側とケース側で径が違うラップロッドを製作。
ケース側だけにバルブコンパウンドを付け、カバー側を軸にして、ケースとカバーを組んだ状態でラッピング。
削り過ぎないように、こまめに計測します。
ブッシュが整ったところで、カムギアのスラスト調整。
シムの厚みを変えて調整します。
スラスト量0.15mm程度に。
お次はピニオンブッシュのリーミング。
専用のリーマーと冶具製作しました。
カムカバーとケースを合わせラインリーミング。
クリアランス0.03mmです。
ローラーとピニオンシャフトを組み、回りっぷりをチェック。
スルスルと良い感じであります。
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