1939EL1000 コンロッドスラスト
2013年 11月 12日
床に並ぶ3台分のフライホイール。こうなったのには訳があります。
コンロッドのスラスト調整は、フライホイールにカシメられているクランクピンベアリング・フライホイールワッシャーの厚みを変えて調整するのですが・・・。
元々組んであったフライホイール・タイミング側です。
縦横無尽にカシメられた後が・・・。これじゃあ使い物にならないなと悩んでいると、
W辺「もう一個家にあるので次回持って来ます。」
それは良かったと一安心・・・でしたが、
2機目のタイミング側フライホイール。
中途半端に機械加工がされており、段差が付いてしまったいて、ワッシャーの収まりが悪い。
しょうがない、加工に出すかと考えていると、
W辺「今、3機目がアメリカから日本へ向かっています。」
!!!
という訳でドキドキしながら3機目のクランクピンベアリング・フライホイールワッシャーを外しチェック。
コチラは当たりでありました。
測定用に外径・内径を削ったワッシャーを組み、コンロッドスラスト量を計測。
必要なワッシャーの厚みを選出します。
1.6mm厚のフライホイールワッシャーを両フライホイールに入れ、スラスト量は0.3mm程度に。
リプロ品で用意されているワッシャーの厚みはSTDで1.4mm、O.Sで1.5mmなので、ワッシャーは製作しました。
イヤイヤ、この年式ぐらいになるとワッシャーの交換も一苦労ですな。
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