1965XLCH900 #2カムブッシュ
2013年 11月 06日
#1、#3、#4カムブッシュの調整が終わり、面倒臭い#2カムブッシュの調整です。
アイアンは4カムでカム同士が連動し合い回っています。特に#2カムは働いていて、ピニオンギアからの動力を#2カムを介して#1、#3カムへ伝えるので、#2ブッシュの芯を出すのが大変です。
他のカムに比べ#2カムの外周が広い(カムシャフトが1周する時の移動距離が長い)のも関係しているかもしれません。
まずはカムカバーに圧入して、内径が小さくなった#2カムブッシュをラッピング。
クランクケース(タイミング側)とカムカバーを合わせ、ラップ棒でラッピング。
この時ブッシュとカムシャフトのクリアランスは0.02mm程度。#2カムシャフト単体だとスルスル回ります。
しかしながら、#3カムを組み合わせピニオンシャフトで回してみると、一部分で渋い。
光明丹を塗り当たっているところをチェック。
カムブッシュ径より小さいフラックスホーンを使い、当たっているところを少々ホーニング。
カムシャフト4本組み付け、ピニオンシャフトを回しスルスル回るようになりました。
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