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1939EL1000 T/Mカウンターシャフト

今日はW辺さんのナックルヘッドのトランスミッション・カウンターシャフトの組み立て。

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まずは1st、2ndギアのフローティングブッシュ交換。
使うブッシュはJIMS製でギアとブッシュの動きが渋かったので、外周を少々研磨。
フローティングブッシュの場合、ブッシュ外周、内周共に摺動面となるので両方ともスムーズに動くようにします。

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という訳でブッシュはオーケー。

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問題だったのはカウンターシャフトギア(3ed&4thギア)の軸受けニードルベアリング。
カウンターシャフトギアの両端内側にニードルベアリングが入り、カウンターシャフトが受けるのですが、カウンターシャフトギアのベアリング受け部は少々磨耗し、オーバーサイズのローラーを入れなければなりません。
カウンターシャフトギア内径25.58mm-カウンターシャフト19.165mm-クリアランス0.03mmだとすると3.192mmのローラーが必要となります。

STDローラー 3.175mm
.0004”o.s 3.185mm
.0008"o.s 3.195mm

とローラーサイズがあるので.0008”o.sでいけるはずなのですが・・・。

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V-TWINでとったローラーサイズが.0004”o.sが3.160mm、.0008"o.sが3.170mmと0.02mm以上も小く使い物にならない。おまけにCCI、DRAG共に生産中止だと・・・!
だんだん専用ローラーが手に入りにくくなってくるのかもしれません。

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JIMS製のローラー(もちろんサイズもバッチリ)が手に入り事無きを得ました。
S沼さん有難うございます。

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ニードルベアリングを組み、カウンターシャフトを入れます。
ギアボックスを縦置きにすると入れやすい。

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カウンター側のスラストはシム調整をし、0.2mm程度。

なんやかんやでカウンターシャフト完成。

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by sgf1906 | 2013-09-03 02:09 | 1939EL1000 | Comments(0)

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