1939EL1000 コンロッド スモールエンドブッシュ
2013年 07月 09日
0.06mm程度楕円になっていたコンロッド・スモール部分。
しかもフロントとリアで0.1mmサイズが違う(リア側が大きくなってしまっている。)
アールテックエンジニアリングさんで真円拡大してもらい、F側は22.65mm、R側は22.75m。
使うブッシュはJIMS製。F側はSTDサイズ、R側は.005”オーバーサイズのもの。
オーバーサイズにはブッシュに線が入っています。
内径が小さく作られているJIMSのブッシュ。
予め内径を拡大し、使うピストンピンにギリギリ入るぐらいにしておきます。
SST工具でブッシュ圧入。
垂直にリーマーが入るように、ボール盤を使ってある程度リーマーを通し、後はハンドリーマー。
リーマーを通した後、少々渋い分は中古ピストンピン&金属磨き粉(オートゾル)を使いラッピング。
使うピストンピンがガタ無く抵抗無く動くところまでやります。
最後にホーニングし終了。
ブッシュ軸受けはクリアランス部分にオイルフィルムがある事で軸が回ります。オイルが無いと金属同士削れていくだけです。
ブッシュ面が鏡面だとオイルで張り付きオイルの抵抗で動きが重くなります。ホーニングすることにより、細かなキズを付け、オイルフィルム確保、オイルが流れるようにしてスムーズに軸が動くようにしてやる訳です。
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