JAP500 SPEEDWAY オイルライン
2013年 06月 13日
JAPエンジンのオイルポンプ、ピルグリムデュプレックスBⅠ。
このオイルポンプはポンプ内で2経路に別れ、ビッグエンド、ヘッドへオイルを圧送します。
(詳しくはコチラ)
ボディー側面に付いている、アジャスターネジでオイル量を調整。
ビッグエンド(写真右) フル量
ヘッド側(写真左) 3~5秒で一滴
ボディ上面の窓から見て、オイル様を調整します。今はエンジン分解時の位置にセットしてあります。
ビッグエンド側はタイミングカバー、ピニオンシャフトを通りビッグエンドを潤滑します。
ヘッド側は、カッコイイオイルラインを通りロッカーカバーへ。
ロッカーカバーの坂道みたいな凸を伝って、ロッカーアームを潤滑。
ロッカーカバーの受け皿的なところに溜まったオイルは、オイルラインを通りバルブステムを潤滑。
バルブガイドに穴が開けてあり、直接ステムを潤滑します。
クランクケースに落ちたオイルは、ケース下のオイル溜まりへ。
JAPエンジンはトータルロスなので、オイルは外へ放出されるのですが、ここがチョト面白い。
ケース下に付いている4つのワンウェイバルブで、エンジン内内圧と排出オイル量を調整しています。
ピストンアップストローク時にバルブは開き、ダウンストローク時にバルブは閉じます。
閉じると言っても全閉する訳ではなく、バルブ開度が変わります。
それにより排出オイル量を制限し、エンジン内圧でクランク、ギアケースを潤滑させているのでしょう。
さぁこのエンジンがサーキットを走るのも、そろそろですよ。
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