1939EL1000 コンロッドビッグエンドベアリングレースラッピング
2013年 06月 11日
まず、ラッピング前のレース内径計測。
フロント側は縦方向に0.02mm楕円。
リア側もドライブ側、タイミング側共に0.01mm程度楕円。ドライブ側はタイミング側と比べ0.01mm小さいです。
リア、ドライブ側には虫食いが少々。
旋盤にラッパーをセットし、バルブコンパウンドとオイルの混合ダレをラッパーに付け200回転程度で回し、レース内径を真円拡大します。
この時大事なのが、レースにしっかり圧がかかっていることです。レースとラップの間にガタがあると、垂直に削れず逆樽状に削れていきます。(出入口部分が多く削れる)
そして計測。
そしてまた、ラッピング。
そしてまた計測。
これを繰り返します。(外も暗くなってきました。)
左右で内径が違ったリア側も、小さいほうのレースを先にラッピング、その後左右のレースを一緒にラッピングし大きさを整えました。
という訳で出来上がり。綺麗なレースになりました。
1000分台で真円になっています。
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