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1939EL1000 ディストリビューターマウント ヘリサート

今日はナックルヘッドのヘリサート加工。
ディストリビューターマウントの雌ネジ(ケース側)はよくナメてしまっている車両が多いらしいのですが、エンジン分開時ではないと、ちゃんと直すのは難しいでしょう。
ここのネジサイズは1/4”-24山UNSです。この車両は1/4”-28山のスタッドボルトがねじ込まれていました。

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カムギアボックのダウエルピンを抜き、カムギアボックスの面とボール盤のテーブルを合わせ、3Dセットアップ。
ドリルと拡大する雌ネジ穴を垂直にします。

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下穴ドリルサイズは6.7mm。
ヘリサート加工は下穴が命。垂直が出ていることと、十分な下穴の距離が必要です。

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同じセットアップのまま、ヘリサートタップを立てます。これで垂直も心配なし。

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コイルを挿入し完了。

古いバイクをちゃんと直すという事は地味な作業の連続でありますが、その中に喜びがあります。
オーナーのW辺さんも3Dセットアップの面倒臭さと、ねじ山が美しく生まれ変わった感動で震えていました。

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by sgf1906 | 2013-05-28 02:17 | 1939EL1000 | Comments(0)

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