人気ブログランキング | 話題のタグを見る

1939EL1000 シリンダーヘッド分解&計測

今日はハーレー・ナックルヘッドのシリンダーヘッド分解です。

1939EL1000 シリンダーヘッド分解&計測_a0248662_111975.jpg
1939EL1000 シリンダーヘッド分解&計測_a0248662_113085.jpg

まずブリキのロッカーカバープレートを外します。
ロッカーカバーに溜まったオイルはエンジンの負圧でロッカーアームハウジングに戻されるので、このカバーの気密性が大事なのですが・・・。

1939EL1000 シリンダーヘッド分解&計測_a0248662_12359.jpg

ロッカーアームハウジングスクリューを外します。
ヘッド側のロッカーアームハウジングマウント部は振動などでよくクラックが入っているそうです。この車両も直してある跡がありました。

1939EL1000 シリンダーヘッド分解&計測_a0248662_122756.jpg
1939EL1000 シリンダーヘッド分解&計測_a0248662_123775.jpg

ロッカーアームシャフトナットを外し、ロッカーアームハウジングをスライドさせるとロッカーアームが外れます。

1939EL1000 シリンダーヘッド分解&計測_a0248662_125690.jpg

フロント、リア、インテーク、エキゾーストそれぞれ長さが違うロッカーアームとロッカーアームシャフト。

1939EL1000 シリンダーヘッド分解&計測_a0248662_131653.jpg

と言う訳で計測。
ロッカーアームシャフト径13.95mm~13.955mm ロッカーム内径14.04mm~14.05mm
 
1939EL1000 シリンダーヘッド分解&計測_a0248662_133236.jpg

ここのクリアランスを詰めるとなると、シャフトをハードクロームなどで太らせオーバーサイズにする。もしくはロッカーアームをボーリングし、ブッシュを入れるということになります。
どっちみち大変ですね。

1939EL1000 シリンダーヘッド分解&計測_a0248662_1284781.jpg
1939EL1000 シリンダーヘッド分解&計測_a0248662_1295414.jpg

バルブを抜き、バルブ、バルブガイド内径計測。
ここは以前にやっているらしく良好。

1939EL1000 シリンダーヘッド分解&計測_a0248662_130859.jpg

バルブはオーナー所有のバルブを使い、バルブとガイドのクリアランス IN 0.04mm EX 0.07mm
よい感じです。


問題点の多いナックルのロッカー周り、これから色々と楽しめそうです。




トリニティースクールでは生徒募集しています。

学校見学は常時受け付けています。お気軽にご来校ください。
詳しくはトリニティースクールHPまで。


わたくしのブログを御覧になっておる皆様、何時も有難うございます。
ブログランキングに参加してるので、クリック宜しくお願いします。
にほんブログ村 バイクブログ ハーレーダビッドソンへ
にほんブログ村
by sgf1906 | 2013-03-26 02:39 | 1939EL1000 | Comments(0)

ビンテージモーターサイクルレストアスクール         「Vintage Motorcycle Study」 東京都足立区入谷1-22-14 sgf1906@nifty.com     奈良 純


by sgf1906