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2013年 03月 06日

JAP SPEEDWAY クランクケース・シリンダー

随分と御無沙汰してしまっていたJAPのお話。
アールテックエンジニアリングさんから上がってきたクランクケース、シリンダーをご紹介。

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マグネシウムケースのレーシングエンジン。こういう物を直すのは本当大変です。
初めてやるエンジン、おまけに以前になんやかんや弄られてるので正解が解りづらいです。

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まず問題だったのが、焼き付いた原因だったと思われる抜けてしまったケース側シリンダースタッドのねじ山。
ねじ山を切ったスリーブを入れて修正。

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嵌め合いが悪く抜けてしまっていたクランク軸受けのベアリングアウターレースは溶射肉盛し、ケース側をラインボーリング。圧入後芯出し。
そしてもう1つ問題だったのが、左右クランクケースの「位置決め」が無かったこと。
その為、ケースボルトの締め方で左右のクランク位置が変わってしまう事でした。
元々がどの様に位置決めをしていたか解りませんが、(リーマーボルト的なものがあったのでは・・・?)ベアリングレースが抜けてしまっていたのも、ここに原因があったのかもしれません。

左右のベアリングレース中心軸として位置決めダウエルピンを付け、それに合わせケース上面面研。

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左右のシャフトが偏芯してしまっていたカムシャフトも溶射肉盛。
カムギアホイールを軸にし、シャフト研磨。

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太らしたカムシャフトに合わせカムブッシュラインボーリング。
ケースとカムカバー側も位置決めが無く、ダウエルピン製作。

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シリンダーもスリーブ加工。シリンダーベース面の鍔もスリーブと一体加工。
ピストンはオメガ製のJAP用。

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抜いたスリーブとベースプレート。
これではスリーブとプレートの隙間からエアを吸ってしまう恐れあり。


とまあ、加工盛りだくさんです。
すべてアールテックエンジニアリングさんのお仕事です。
何時も面倒臭い加工ばかりですいません。これからガンガン作業進めて行きます。



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by sgf1906 | 2013-03-06 02:57 | JAP 500 SPEEDWAY | Comments(0)


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