1968XLH900 バルブシートカット&擦り合わせ
2012年 09月 05日
バルブシートカットと擦り合わせをしていきます。
鉄ヘッドはアルミヘッドと比べ、ガイド圧入後にバルブシート45度面とバルブの傘の当りがずれている(全面で当らない)事は少ないのですが、コイツは当りが悪い。
原因としては・・・
新しいガイドの精度が悪い。
元々付いていたガイドの精度が悪く、その状態でシートカットされている。
ヘッド側のバルブガイド穴の変形。
元々当りが悪かった。
などなど考えられます。
新たに圧入したガイドを軸にしてシートカットをしていきます。
シートにバルブの傘が全面に当るように45度面をカットします。
インテーク側の当り幅が1.3mm。エキゾースト側の当り幅が1.5mmになる様に30度、60度をカットします。
バルブの傘の中心に当り面が来るように、30度・60度面のカット量を調整します。
バルブに光明丹を付けて、シートとの当りっぷりを確認。
問題なければ擦り合わせです。
バルブの傘の真ん中で当っています。
最後にポートに灯油を入れ漏れチェック。
バルブとレースが全面で当っていなければ漏れてきてしまいます。
漏れなければO.K。バルブシートカット・擦り合わせ終了です。
書いてしまえばどうって事ないですが、このヘッドは少々難儀しました。
バイク弄りは地味な作業の連続です。
生徒のO君も中弛みし、ウンコ座り咥え煙草でスマートフォーンをトントンしながら現実逃避することもちらほら・・・
しかしながらその地味な作業がそのうち喜びに変わっていくのです。
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