1980FXS スモールエンドブッシュ
2012年 06月 21日
スモールエンドブッシュはリプロ品のAMPCO45製のものを使います。
ハーレーのリプロ部品でよく使われている銅合金でバルブガイド、ブッシュなどに使われています。
AMPCO45はアルミ青銅の一種で耐磨耗性、すべり性が良いのですが、その分加工するとなると、なかなか厄介です。
圧入工具で圧入。コンロッドとブッシュのオイル穴を合わせます。
専用リーマーで真円拡大するのですが、アルミ青銅は耐磨耗性良い分切れづらく(刃が立って無い感じ)リーマーの摩擦で熱膨張し、リーマーが重くなり回せなくなります。
切削油を潤滑、冷却のためガンガン吹きかけ切って行き、熱を持ったら休憩。
リーマーを通しても、新品ピストンピンを入れるとまだ渋い・・・
中古ピストンピンにバルブコンパウンド&オイルを付けラッピング。
新品ピストンピンがガタ無くスムーズに回るところまで削ります。
最後の仕上げにホーニングをして出来上がり。
フレックスホーンを使い、ブッシュに螺旋状の細いキズを作ってやり、ブッシュとピンの間にオイル皮膜が保持されるようにします。
何時もながら、AMPCO45(アルミ青銅)の加工にはてこずりますが、その分この素材は持つのであろうと思わせます。
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